唯一の快晴・・・十勝岳      

                                  
  登頂日    13・07・20(土)       天 候    快晴     百名山登頂順   92番目
  標 高    2.077㍍           登山口   望岳台      同行者        単独
    温 泉    吹上温泉 白銀荘   600円

   タイム  
- -                備  考 
    場所・地点      着     発 -    
 望岳台 -  4:20  -  
 避難小屋  5:10   5:15  -  
 昭和噴火口  6:10   6:15  -  
 十勝岳山頂  6:55   7:45  -  
 望岳台  9:50  -    -  
   所要時間   5:30   



今回の北海道登山ツアーの日程

7月 19日  大雪山登山

7月 20日  十勝岳登山

7月 21日  弟子屈に友人を訪ねる

7月 22日  雌阿寒岳登山

7月 23日  幌尻山荘泊
  ~24日  幌尻岳登山

7月 26日  羊蹄山登山

7月 28日  トムラウシ山登山 



本来の登山日は大雪山の後に、一日間を明けて登るはずだった。がっ生来のせっかちな性格は、この一日の間がもったいなく

感じてしまう。結局はそのまま登山口の【望岳台】に移動した。当然翌日登るつもりで。

旭岳のロープウエイ駐車場と望岳台の間は、今回の登山旅の中で一番移動距離が短くて2時間も要しない。しかし一旦望岳台

に入ると買い物が出来ないため、再び美瑛のAコープでアルコールやおかずを調達した。

今回は冷蔵庫の機能確認をするために、スイッチを入れっぱなしにする計画だ。バッテリーの容量が冷蔵庫に対し足りているの

か?   さらにはソーラーパネルを搭載した事による機能アップを検証したい。万が一バッテリー容量が足りなくて冷蔵庫を壊す

事があっても、冷蔵庫のスイッチは切らない覚悟。したがって生鮮食料品もビールも確り冷蔵庫に確保して、望岳台に向かう。



一応、米は無洗米にしたがこれが何とも糠の臭いが取れない。この臭さは結構苦手で2回目からは研ぐ事にした。そのためには

水がいるが、トイレの水などを使うのはやっぱりシックリ来ない。そう思っている所に名水の【不動清水】が現れた。北海道の川水

はエキノコックスで要注意だが、この水は地元の方も生で飲むというので安心して汲んだ。全てのものが揃って準備は万全。


北海道の沢水は直には飲まないほうが良い        不動清水は地元の方もそのまま飲んでいる湧水

望岳台に到着すると時間が早いのか、車の数は僅か。ご飯を炊いて夕食・翌日の弁当を用意していると続々とやって来た。中には

顔見知り同士がいるようで、あちこちで挨拶が交わされている。私も何人かに声をかけていただき仲間に入れてもらえた。

特に群馬県太田市からやってきている通称【大ちゃん】には格別親しくしていただいた。軽のキャンピングカーの大ちゃん、すべて

が手作りで凄い。岡山から来ている【ナキウサギ】専門の写真家さんには宮古島の【泡盛】を飲まされて・・・酒の弱い私はダウン。

夕方の十勝岳はガスが出始めて不安を抱かせたが、この日の夕日は真っ赤に空を焼いて素晴らしいものだった。望岳台の夜の

とばりは降りる。



汲んできた不動清水で早速調理   十勝岳には雲がかかり、明日の天候は不安・・・望岳台駐車場から      


沈みゆく夕日を望岳台から望む


天気には不安があったがとりあえず早く起きてみた。3時半から食事をして4時過ぎには準備が完了。一緒にスタートするはず

だった大ちゃんはまだ食事中で、仕方なく声をかけて一人で出発。急ぐ旅ではないが眺望が期待できる間に山頂に立ちたい。

朝日に映える十勝岳は素晴らしい。

意外に辛い登りは無く、1時間ほどで避難小屋到着。早く出発したグループがここで休んでいた。後でわかったがNHKのクルー

だった。



朝日に映える十勝岳の勇姿                      登山者が一斉にスタートしていく  


 1時間ほどで避難小屋に


更に1時間で昭和噴火口に着く。荒涼とした山容で花は期待できそうにない。ところどころに雪渓が残るも目印になるようなものは

限られていて、ガスに巻かれたりしたら【道迷い】になるかもしれないほど変化がない。砂礫帯に刻まれたトレースだけが頼りだ。

最後の斜面が厳しく迫ってくる。それでも昭和噴火口から1時間半ほどで山頂に立てる。



素晴らしい眺望で日高山地・東大雪・・・ありとあらゆる峰を望む事ができた。しかし、今回の北海道では、山頂からのこの眺望が

唯一の眺望となった。今日は雌阿寒岳まで見えている・・・と詳しい人が話している。丁度山頂でホロホロから電話が入るが、

『素晴らしい快晴だ』と話すと驚いている。北海道は広い・・・そして天気予報も【どこの地域がその山の予報に該当するのか】も

非常に悩ましく、なかなかぴったり的中する事は難しいのだ。今回の旅ではホロホロが情報ソースを持たない私のために、懸命に

天気予報の情報を流してくれた。感謝。

NHKのクルーも到着して早速【日本百名山】の画像を撮っていた。そのガイドさんが山座同定をしてくれる。他にもさまざまの情報

を・・・当然、ヒグマの話が興味深く、夢中で質問を繰り返した。私が一番不安だったのは山容からして【トムラウシ登山】の時。

奇しくも後日実際のものとなってしまうが、この時ガイドさんは『トムラウシには沢山いる』と言っていた。そして『あいつらは

人を喰って生きているわけじゃないから、心配いらない』


  
更に1時間で昭和噴火口付近まで進む               遠くの山並みも青空に浮かんでいる 


 多くの人が憩う十勝岳山頂

本当は美瑛岳を回って下山する計画だったが、その時山頂に居た20人ほどは誰も『美瑛に向かわずにピストンで下山する』と言う。

散々迷った挙句に私も縦走を中止した。万が一心臓が問題を起こしたら・・・と不安になったからだ。

ホロホロから美瑛岳のお花畑の話を聞いていたので、諦めて下山するのは忍びなかったが・・・二度とチャンスは無いだろうな。



最後の急登の中ほどで登ってきた大ちゃんとすれ違う。夕べのお礼を言って別れた。また何処かで会えるだろうか?

前日の大雪山はガスだったことを話してあったので、『この後行くので・・・大雪山で待ってる』と誘ってくれた。



下の写真を見ていただきたい。キャンピングカーは我が愛車だが、その左隣りの軽のバン。屋根にはソーラーが乗っている。

大ちゃん手作りのキャンピングカーだ。今回の旅では【軽のキャンピングカー】や【普通車で旅する人】、また【熟年の一人旅】が

目についた。

目的は登山、温泉・・・・・さまざまだが、どこに行っても観光客があふれている。夏の北海道は人口が倍に膨れ上がっている。


戻るとほとんど駐車スペースは残っていない

下山後は【吹上温泉白銀荘】に向かう。前日【道の駅蔵】で知り合ったご夫婦が教えてくれた。ここは500円支払うとトイレや

水場が完備された駐車場に車中泊ができる。そのため温泉を満喫しながら、ここで車中泊する人が多くいる。私も一瞬その

考えがよぎったが、風呂だけにして町に降りる事にした。コインランドリーがあるところで洗濯をしたかった。再び富良野に降り

て洗濯と食材の調達をした。大きい街にはマーケットがあるので食材には困らない。余談だが小さい町では【セイコマート】と

【JAの売店】となる。

北海道に上陸以来、何度かお会いしている【日本温泉旅】のキャンピングカー。ここでもお会いして4度目。最初に『HO』を教え

てくれたご夫婦だが、富良野に下る時露天風呂の方から歩いて帰って来た。私を見つけて車に向かって手を振ってくれた。

しかし、この後10日間ほどで一度もお会いする事は無かった。

 
吹上温泉白銀荘の駐車場は有料だが宿泊可能       温泉母屋、やはり高泉質の名湯


     
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