最難関をとうとう撃破・・・幌尻岳      
                                
  登頂日  13・07・23(火)~24(水)   天 候   曇り時々晴れ(ガス)   百名山登頂順   94番目 
  標 高   2.052㍍             登山口   幌尻山荘           同行者         溝田夫妻
   温 泉   びらとり温泉  500円


   タイム  
- -      備考        
    場所・地点      着     発 -    
 豊糠山荘 -  7:00  バス送迎
 第二ゲート登山口  8:00   8:15  -  
 幌尻山荘 (1日目 13:30   4:10  -  
 幌尻岳山頂  7:40   8:10  -  
 幌尻山荘 10:30   11:10   -  
 渡渉終わり 12:30  13:00  林道は遊びながら戻った 
 第二ゲート 16:10  17:00  バス送迎  
 豊糠山荘 18:00    -   - 
   所要時間  一日目 6:30   二日目 13:50(正しくは11時間程度と推測)    



今回の北海道登山ツアーの日程

7月 19日  大雪山登山

7月 20日  十勝岳登山

7月 21日  弟子屈に友人を訪ねる

7月 22日  雌阿寒岳登山

7月 23日  幌尻山荘泊
  ~24日  幌尻岳登山


7月 26日  羊蹄山登山

7月 28日  トムラウシ山登山 

平取の振内と言う所でホロホロと落ち合い、昼食を済まして豊糠山荘に向かう。GPSで調べると、ここから11キロ程しかない。

ところが私が前を走ったのが良くなかった。ホロホロは車窓から土埃が入るのを嫌って私と距離を取って走っていた。なんと

私は豊糠山荘と幌尻山荘を勘違いして、【幌尻山荘】の看板に導かれ、第一ゲートまで延々20㌔も林道を走行してしまった。

そこまで行ってから気が付いて時には・・・既に遅し・・・大失敗をした。バスの発着所は【豊糠山荘】なので、ご注意を・・・。



戻って豊糠山荘を確認する。豊糠山荘付近は車中泊が禁止になっている。おそらく山荘に宿泊してもらう手段だろうが・・・近隣

に迷惑をかけない方法なら認めてもらいたい思いもある。しかし実際、豊糠山荘の駐車場に接したお宅の犬は、ずーっと吠え続

けていたので山岳会の言い分も100㌫否定する事はできない。

折衷案としては豊糠まで行かず、途中で車中泊するしかなさそうだ。

いずれにしても【百名山人気】におんぶしたシステムも、ニーズがあってこそ成り立っているのだから・・・変革を求めても無駄な

事だとは解っている。



近くの空き地に車を入れご飯を炊いて翌日の準備を進めた。この1週間で7キロもやせた私を見たホロホロが驚き、栄養満点の

酒の肴を作ってくれて早速宴会。ちょっとはばかる話になるが、久しぶりに肉などの栄養価の高い食物を摂った私の腸が驚いて

しまって、せっかくの栄養源もすっかり下って(?)しまった。

それでも・・・この時確り栄養源を摂らないと、結局は自分を消耗しながら山に登る事に気づかさせてもらって、この後北海道旅行

中の食生活を改めた。確り栄養素を摂れる食事を意識して生活し、北海道を後にするまでの1週間で3キロの体重を戻す事がで

きた。それにしてもホロホロの食物摂取量は、前々から驚くほどすごい。


平取町振内の登山口看板、ここから豊糠まで11㌔   豊糠山荘前の空き地で一杯、この後山荘管理人とトラブル

翌朝豊糠山荘の駐車場に車を入れて、登山準備のパッキングやトイレ。そうこうしている間に7時の出発時間になる。完全予約制

のバスなので座れないことは絶対にない。

この日は20人ほどのツアーが入っていて、送迎バスは2台だった。1台にツアー客、そしてもう一台にその他の客。



豊糠山荘はかつての小学校校舎

2時間ほどの林道歩きは足早に見えなくなる人、だれか先行者を前に置きながらゆっくり進む人・・・思い思いに進んで行く。

林道を1時間も進むと先に出発したツアーに追いついた。しばらくツアー客と雑談しながら進んだが、途中からヒグマの【恐ーい

話し】なってしまった。そしたらガイドがあわててホロホロや私に『先に行ってくれ』と・・・追い出されてしまった。仕方なく

ツアー客の前を露払いで進む。林道を2時間歩いて最初の渡渉点に着いた。

靴をはきかえ川を横断する。この横断は前半だけでも(我々が休憩をした場所より下流)15回ほど繰り返した。丁度残り30分

ぐらいだろうと思える地点で休憩を取って食事にする。そこで下山者に聞くと『まだ1時間はかかる』とガッカリする情報。実際

食事の後にも1時間ほどで、10回以上の渡渉が繰り返された。

前半も後半も途中までは渡渉の回数を数えていたが、いずれも判らなくなってしまって正確な数は分からない。併せて30回は

無かった気がする。

ここしばらく雨は降っておらず、渇水状態だった水位は一番深いところでも精々ひざ下。安心して渡渉を終えた。

この沢では毎年増水による犠牲者が出ていて・・・途中の岩の上などにストックなどが放置されているが、あれは犠牲者の所持

品だったのではないのかと想像する。

山慣れたホロホロも奥さんも岩場のへつり・渡渉を難なくクリアーして13時半に幌尻山荘に到着する。比較的早い順番だった。


林道歩き2時間後には岩場をヘツる                渡渉を二十数回繰り返す、時間にして2時間ほど

幌尻山荘は天気が良いと庭先に敷いたブルーシートの上で過ごすことを強要される。ザックは建物の下の物置に保管しなければ

ならず、建物内には寝る時だけしか入れないし、持ち込んでいいのは寝具だけ。夜になってからヘッドランプを忘れた事に気が付く

など、いろいろ不都合が出ることになる。受付の方ももう少しきちんと説明していただいたり、愛想を良くしていただけたら嬉し

かったなあ。

別に山小屋で快適な時間を過ごしたい訳ではないが、あまりにも登山者を軽視していると感じて仕方がない。へそ曲がりな性格で

うがった捉え方をしているとは思っていますが・・・。ツアーのガイドさんなど顔見知りの方には、非常にいい接遇態度でしたよ。

当然反論はあるでしょう・・・『登山者の安全のためにボランティアで山岳会員が骨を折っている』・・・なんて感じの話し。

でもねそこを言いたいんですよ。ボランティア精神で奉仕の心だけでやっているんでしょうから、なおさら登山者に喜んで貰える方が

嬉しいのでは。


幌尻山荘では中へも入れずブルーシートの上で待機      団体さんもブルーシートで待機

まんじりともせずに時間は刻々と過ぎて、周囲がざわつき出したのは2時ごろ。少し早いが寝ても居られず、我々も起きだして食事

の支度。この明け方の暗い時間でも調理は表でしなければならない。火を使うので理解できなくはない。混んでいる中で火を使う

のは、いかにも危険がある。お湯を沸かして味噌汁を作り、作っておいたおにぎりが朝食。4時にはほぼ明るくなり我々も出発する。

しかし何とも空は雲に覆われ、周りはガスが巻いている。


いよいよ登山開始、ホロホロと奥さん            ガスが巻くあいにくの天候となる  

樹林帯を抜け尾根に出ても山頂を望むことはできなかった。必然的に楽しみは足元の花々。眺望のない山ほどつまらないものは

無いとよく言われるが、私は花も楽しみの対象なので、このお花畑には大いに楽しめた。種類・株数・・・特に固有種のエゾツツジな

どが織りなす、さまざまな彩は圧巻だった。この時点で私がこれまでの登山で経験した中で最高に満足できたお花畑だった。

この後のトムラウシ山のお花畑で、更に更新されて2番目のお花畑にランクを下げるが。

 
種類・株数共に圧倒される、特にエゾツツジは類を見ない     しかしお花畑は圧巻      

 
アヅマギクの群生も                  チングルマとお花畑


ガスは時折払われたりまた覆ったりするも、結局は山頂での眺望は得られなかった。それでも尾根からカールは望めたし、下山時

には戸蔦別岳(とつたべつだけ)に縦走しているツアーの登山者を望めるほどガスが晴れた時もあった。

山頂は寒くて雨具を着込んでも、長くは入たくないほどだった。食事を摂っている30~40分の間に登頂者は30人以上はいたと

思うが、その中でこの幌尻岳で【百名山完登】の方が3人もいたのに驚く。いかに・・・難しくて最後まで残ってしまう・・・と

言う事が想像できる。

写真のオジサンは帰路にずっと一緒に下山するが、お酒を持ってきてみんなに勧めていた。ホロホロも御馳走になっていた。


強風とガスの中で40分ほど山頂で待つも回復なし       この間に3人の百名山達成者が

雨の心配もありそそくさと下山にかかる。山荘まで戻り付き預けておいた荷物を回収して、再度のパッキングと食事。時折、パラパラ

と雨が落ちてくる天候で少しでも早く渡渉点を越えておきたかった。結果としては天候が崩れる事が無く、急ぐことは無かったので

安心する。それでも水位は前日より5~10㌢上がっていた。

渡渉が終わってしまうと・・・予約のバスの時間は17時。12時半には渡渉が終わったので、林道歩きの2時間をプラスしても

ゲートには14時半に到着してしまう。林道では休みながら・・・遊びながら・・・10人ほどでグループを作って下山した。

ゲートのところは虫も多かったので、林道の途中の木陰で2時間も時間を費やす。そのおかげでゲート手前では雷を伴った雨に

遭遇してしまった。


 
見事なエゾツツジの群落        心を残して下山開始                         


雨が落ちてくるも渡渉を終了していて事なきを得る

豊糠山荘に戻ってホロホロと別れて私は次の山【羊蹄山】に向かう。ホロホロは豊糠山荘近くで一泊したようだが、私は一気に

【むかわ】の道の駅まで戻り、温泉に浸かってゆっくり過ごした。アクセスが良すぎて混んではいても、この道の駅はなんとなく落ち

ついて過ごせるので好きだ。
この夜は一晩中強風だった。



幌尻岳


エゾツツジ                               ウサギギク


アケボノソウ ?                            チシマギキョウ


タカネバラ                     名前不明

  
エゾフウロ              名前不明      ミヤマダイコンソウ


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