一人の夜は寂しくて・・・羊蹄山      
                                 


  登頂日  13・07・26(金)       天 候    晴れ(ガス)       百名山登頂順   95番目
  標 高   1.898㍍           登山口    半月湖キャンプ場      同行者         単独
   温 泉   ニセコ温泉 綺羅乃湯    500円

   タイム  
- -      備  考 
    場所・地点      着       発 -    
 半月湖キャンプ場登山口  4:30    
 五合目  6:30   6:35  -  
 羊蹄山山頂  9:00   9:25  -  
 半月湖キャンプ場登山口 12:30    -  
   所要時間   8:00    


今回の北海道登山ツアーの日程

7月 19日  大雪山登山

7月 20日  十勝岳登山

7月 21日  弟子屈に友人を訪ねる

7月 22日  雌阿寒岳登山

7月 23日  幌尻山荘泊
  ~24日  幌尻岳登山

7月 26日  羊蹄山登山

7月 28日  トムラウシ山登山 



むかわの道の駅から羊蹄山登山口の半月湖キャンプ場までは、支笏湖を抜けて羊蹄山をぐるっと迂回して倶知安から進む。この間

羊蹄山に接して走行していながら山は雲に覆われ通し。秀麗な羊蹄山の山容全体を望む事は全くできなかった。この時点から翌日

の天候が懸念された。



支笏湖を通り過ぎる。この辺は前に妻と旅行した時に通っていて懐かしい。【苔の洞門】のところは駐車場がすっかり整備されて

いた。

きのこの王国(?)というドライブインがあって、ちょうどお昼だったので食事にする。100円のキノコ汁が話題のドライブイン

らしいが、確かに美味しくいただいた。隣の道の駅でブロッコリーやトマトも入手した。その夜半月湖のキャンプ場で洗って、

茹でてタッバーに入れて3日分のサラダを作った。こんな時の冷蔵庫はありがたい。

キャンプ場には水があると聞いていたが、ドライブインの駐車場にも湧水があったので念のために汲んでおいた。名前も面白かった

ので・・・ブログネタに。

倶知安市街でコインランドリーを見つけて洗濯。ここの器械は新しくて、洗いからすすぎ、乾燥までを入れて55分だった。前回

の富良野での洗濯は3時間近くもかかって閉口する。洗濯を待つ間に役場に行って地域の地図などを入手する。そして半月湖の

様子も確認する。倶知安役場の対応は親切で、好印象を受ける。

再びコインランドリーに戻り、綺麗になった登山用衣服を回収する。3組持ってきていたが、2組が汚れていた。でもこれで帰宅する

まで山道具の洗濯は必要なくなった。

ニセコ方面に向かうとモールがあって、大型スーパーも有ったので寄る。隣のホームセンターで箒と塵取りも購入して、旅に出て以

来初めて車の中を掃除する。



キノコの王国にあった珍しい名前の湧水              ポリタンクとボトルにたっぷりと頂く

半月湖に到着すると数台の車があったが、ホロホロからこの駐車場は傾斜していると聞いていた。ここのトイレの方が綺麗ではあっ

たが、その上にあるキャンプ場の駐車場まで5分ほど移動する。登山中の方の車が何台か置かれていた。明るいうちに済ませておき

たいので、私はブロッコリーを茹でたりご飯を炊いたり・・・ホッキ貝をさばいたり。

数台の車があったが暗くなる前にはすべての車が下山していった。下山者を迎えにきたタクシーの運転手さんと話すと『この山にだけ

ヒグマがいない』事が判った。タクシーが去った後、外人の若者が下山してきてここの東屋で夜を明かしたようだ。

若者が降りてくる前で、まだ暗くなる前のこと。明るいけれど・・・この駐車場に私一人しかいなかったから、ヒグマはいないと

判っていても落ち着いて調理はしていられない。洗い物をしていてもお米を研いでいても、常に視線と注意は回り中に注がれてい

た。気が付いたら後ろに立っていた・・・なんてとても耐えられそうにない。この後暗くなってからトイレで車から出る時なども、

慎重に回り中を確認してから外に出た。いない・・・と聞かされてはいても・・・相手は人をも食べてしまうヒグマ。

ホロホロに電話でホッキ貝のさばき方を教えてもらって、初めて自分でやってみたが意外に上手い。私には調理のセンスがあるよう

だ。ホッキ貝やブロッコリーサラダでの一杯は、久しぶりに元気を取り戻す一杯となった。



倶知安のイオンで買ったホッキガイをさばく      この日の夕食は豪華・・・しかし一人で食べても味気ない

翌朝、明るくなると数台の車がやってきた。既に外国の若者はいなかった。天気は思わしくないが中腹までは見えていたので登山を始

める。前日コインランドリーの親父さんが『明日は天気が悪いので止めておけ』と言っていたのを思い出したが、今後の予定もあるし

《今日は登っておこう》と決めたのだった。明日の羊蹄山は風が強い・・・と親父さんは言う。地元の人ならでは判る何かがある

のだろう。そういえば前回のホロホロが登山した時も、すごい風だったと話していたのを思い出した。


北海道に来て5座目にして初めて【熊出没】の看板がない登山。登山口からほぼ一緒に進む単独行の男性に声をかけると、何と同

県人の方だった。桶川からやってきたUさんとは、一緒に山頂を踏む事になる。下山後もニセコの綺羅の湯を案内してもらい、

ニセコの道の駅で二人でヘベレケになるまで酒を飲んだ。

この後利尻に向かうという事で、翌朝道の駅で別れた。私のサイトに来てくれるとの事だったが、これも何かの縁・・・長くお付き

合いしたいものだ。


半月湖キャンプ場登山口      樹林の中を進むもこの山にはヒグマがいないので安心    


ウバユリが群生していた

登山口から最初はなだらかな登りだが、3合目あたりから一転して厳しいのぼりに変わる。厳しい登りだけに高度がどんどん上がって

いくのが判る。眼下には倶知安の街並みが展開している。登っていてふと感じたが、なぜこの山にだけヒグマがいないのか・・・と。

単独峰であるため、尾根伝いに移動する事ができないためなのだろうか?  

8合目付近まで良い樹林帯で覆われているので、いつかはヒグマが棲み着くのではないか?  被害者が出てから気が着くのでは無い

だろうか。

登っている途中からは樹木に遮られて、中々視界が開けない。だが時折樹木が途切れて街並みが見下ろせた。しかしそれも7合目付

近までで、その後は山全体がガスの中に突入したように視界が無くなってしまった。

 
七合目付近からの眺望                      このあたりまでは視界も確保出来ていた

9合目からは灌木帯になり大岩が点在する。そしてほとんど山頂と高度が同じような、尾根状の登山道となる。足元にはお花畑が

広がり、色とりどりの花が目を楽しませてくれる。決して珍しい花ではないが・・・オニユリ・オトギリソウ・シシウド・タデの

仲間、そしてウメバチソウやエゾフウロ・・・これだけあれば十分立派なお花畑だった。



 九合目では御覧のガスの中

稜線上に出るとものすごい風が吹き荒れていた。風速30㍍に近かったと思うが・・・・・この程度の風は何度か経験している。ただ

突然強まる突風には慎重に対処しながら進んだ。耐風姿勢を取る事も数度。経験しているという事は自分を信じられるので、精神

的にも大きな支えとなってくれる。

途中に何か所かにそれらしき大岩があって、思わず山頂と勘違いしそうだ。しかし途中のピークの数も把握していたので間違う事が

無くて済んだ。これだけのガスだとピークを勘違いして、下山してしまう人がいるかもしれないと思った。山頂には写真のような標柱

があるので、しっかり確認したい。稜線を15分ほど歩くことになる。

とうとう二人で山頂に立った。しかし心配した通り北海道5座目も・・・やはり眺望のない山頂となってしまった。30分ほど風を

凌ぐために反対斜面に身をひそめ、二人で食事を摂った。ここでお別れかな・・・・・と思ったらUさんが一緒に下山しようというの

で、帰路も一緒に歩き始めた。私は膝の状態がかなり悪く、とても一緒には歩けないほどだったが何とか登山口まで一緒に下山

出来た。

そして先に述べたように二人でニセコ駅前の【綺羅の湯】につかり、コンビニで買い物をして道の駅での宴会となった。Uさんに

【HO】を教えると早速購入していた。

この【HO】は北海道旅行では必須のアイテムだ。温泉に只で入浴できるチケットのサービスなどが着いていて、北海道に上陸する

とほとんどの方がすぐに購入する。

価格は560円(?)で、温泉に二つ入ると元が取れるので損することはない。しかし最近はマナーを守らない客も多いらしく、サー

ビスに協力しない温泉も出てきているようだ。ちょっとした心がけ次第で楽しくお得な旅になるのに・・・マナーを守って楽しい旅の

思い出を沢山残したいものです。


  
強風とガスが巻く山頂            ニセコ駅  下山後は駅の向かい側のニセコ温泉綺羅乃湯へ


羊蹄山


珍しい花は少ないがお花畑は壮観                タデ類が中心のお花畑


シシウドもこれだけ咲いていると鑑賞に堪えられる       エゾフウロとシシウド


チシマギキョウ                    イワブクロ               


久しぶりにウメバチソウ              エゾフウロ

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