剱沢から雪渓を・・・剱岳

  登頂日 1997718〜19     天 候   晴れ     
  標 高  2.999b         登山口   室堂     同行者   嶋村・川口   
  温 泉  大町温泉 薬師の湯  

タイム  
-         往  路          
    場所・地点      着     発     着      発
立山室堂       9:30     15:30 
剱山荘   13:30     5:00     11:30    12:30 
剱岳山頂     9:00     9:15
   所要時間 :    歩行時間  登り :   下り 

  山らしい山に挑んだものとしては、至仏山に次いで2座目だったと思う。山の知識など何もなく、ただ憧れだけの無鉄砲な

モノだった事が、今になってみれば良く理解できる。山を良く理解したリーダーがいたからこそ達成できたのだろうと思う。

  別山乗越から剱御前を回って行こうとしたが、御前まで行ってみるとその先のルートはまだ作られておらず、一旦戻って

剱沢を回って進んだ。

剱山荘(けんざんそう)に一泊したが、当時の小屋は数年前に雪崩で崩壊してすでに無く、2006年(?)に建て替えられて

新しくなっている。建て替えられる前の小屋には展望用のテラスがあって、峰々を望みながらリーダーが担ぎ上げたビール

をしこたま飲んだ。

本格的な登山にも天空のロケーションにも、そして回りの早いアルコールにも私は大いに酔っていた。

 当時の剱山荘は山小屋としては珍しくお風呂に入れた。到着が早かった私たちは一番風呂に入る事ができた。


前剱の登りで先行者がガラガラと落とす大きな石の恐怖に震え、岩陰に入ってもワナワナと足が震えていた記憶がある。

  平蔵の頭からコルへの下りでは往路と復路でルートが違うのだが、下山者が間違えて登山ルートの鎖をつたって来て

バッティング。大慌てした。ところがその50歳ぐらいの女性の下山者は、『ごめんなさ〜い』と言いながら90度の岩壁をへ

つって下山用の鎖まで移動してしまった。これはビギナーの私にとっては信じられない光景で・・・『山にはすごい人がい

る』と印象付けられた。それが特に女性だった事が余計にショックだった。

 鎖場では・・・足の下に数百bも何もない・・・恐怖を経験。これが一般ルートだというのが、当時はとても信じられなか

った。

 それでも・・・初めて目にした天空のロケーションは・・・言葉にならず、私は山へとのめり込んで行く事に。山行2回目で

【雷鳥】も目にした。

 下山日は【海の日】だったこともあり、ロープウェイの整理券は15回程、数時間も待つ番号だった記憶がある。駅舎は立錐

の余地もなくザックを床に置くのも憚れる程の混雑だった。それでも未だに山行が続いているのは、私の中で【山の魅力】

が何にも増して素晴らしいからだ。


みくりが池をバックにリーダーと



雪渓を横断する。このシーズンはこの日が小屋開けで、小屋のスタッフが雪渓を切ってくれていた。



高度を上げるにしたがって、初めて目にする世界が広がる


私が山への想いを強くした瞬間でもあった


登頂日も素晴らしい天候に恵まれる。手前から【一服剱】【前剱】【平蔵の頭】【剱岳】



前剱山頂




幾重にも広がる峰々は50歳にして初めて知った世界


立山雄山・別山乗越方向の峰々、雪渓が見えているのが剱御前。この日はまだルートがなかった。(写真は後年のモノ)


人生で初めて目にした氷河期の遺産【赤ちゃん雷鳥】。登山2回目で目にするというラッキーな経験

       日本百名山に戻る       ホームページトップへ