韓国・ソウル【北村】

昌徳宮(チャンドックン)と景福宮(キョンボックン)世界遺産に挟まれた三清洞(サムチョンドン)地区は、政権の

中枢を担う権力者・高級官僚、いわゆる
権門の居住地であった。

清渓川(チョンゲチョン)の北側に位置していたため、南側に位置した明洞(ミョンドン)などを南村(ナムチョン)と

呼んだのに対して北村(プクチョン)と呼ばれた。

北村とはサムチョンドンやアングクドンなどを総称して呼ぶ区域の総称と言える。

このページで言う北村とはサムチョンドンなどを含めた広い地域ではなく、現在も韓屋(ハノク)が保存されている地

域で伝統的な街並みが楽しめる。

景福宮より西に位置している。そして坂の街でもある。

最寄駅としては地下鉄3号線の安国駅(アングクニョク)となる。駅は三清洞と仁寺洞のちょうど中央に位置し、どち

らの探訪にもアクセスは地下鉄が便利。

三清洞の街並みは上部に古くからの韓屋街が保存され、石垣より下の区域には現代風の街並みが続く。

歴史を訪ねる楽しみにも買い物がてらの散策にも、選択肢が豊富な街だ。

韓屋地区は昔ながらの通りで道幅が狭く、車での侵入は困難だ。実際に住民が生活している空間で、辻々には案内

人が立っていて静かに見学するよう指導している。しかし観光客はその指導に従う気配はない。

日本でも軽井沢などでは敷地に観光客が勝手に入り込んで、写真を写しトラブルが絶えないと聞く。

大通りに面してはお土産屋さんや、ガイドブックに掲載された食べ物屋さんも多い。いずれの店も並んで待つ覚悟で

行く必要がある。サムチョンドンスジェビというすいとんのお店に行ったが、予想通り大行列だった。









 



         街並みトップへ