埼玉・行田【足袋蔵】

 行田は忍城(おしじょう)の城下町として栄えた街である。古くから足袋とうちわを主産業として発展してきた。しかし明

治期に火災で製品が焼失するなどしたことから、蔵を利用することによって災難を取り除いてきた。現在も数十棟が残さ

れているが、かなり傷みが激しいものも多い。

 川越のような店蔵と違ってあくまで製品を保管するためのものであった事から、メイン通りからは視認しがたい場所に

多い。そして現存しているものに連続性は少なく、【街並み】としてはやや趣に欠ける。しかし折角の財産でることが最

近になって注目され、これを利用した町興しに利用されている。

 
武蔵野銀行行田市店                       足袋蔵

 
僅かに残った連続性のある風景                  店蔵

 
大谷石の蔵                古い街並み

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