長野・塩尻【街道沿いの家並み】

  中央高速道みどり湖SAの頭上を横断して塩尻に入っていくと、落ち着きのあるそして明らかに保存を意識した家

並みに出会う。佇まいとしては豪農かまたは商いをしていたのか判断できかねるが、やはり『いい家並み』といってよ

い。蔵には鏝絵を配したお宅が多く、大屋根にはあの独特なモニュメントを見ることが出来る。

  私の私見に過ぎないが個々の住民の方が特段に申し合わせたわけではなく、一人一人が【残そう】とする意識の

結実のような気がする。

  この街で驚いたのは・・・女子中学生がクラブ活動の帰りと思われる時間だったが・・・出合った子全員が『こんにち

は』『こんにちは』と声をかけてくれたことである。礼儀やもてなしの心が確り指導されているようであった。あるいは

普段の生活の中でそうした心のあり方や、礼儀を身に着けていける環境を大人が作っているのかもしれない。こうな

るとおそらく弱者に対する【思いやり】などにも溢れていると考えてしまう。そうした事に街ぐるみで取り組んでいる事

がうかがい知れる街・・・そんな事を塩尻のこの地区で感じた。当然街並みもそんな風に私の目に映ってしまった。



    
  生垣の中を下る      鏝絵が散見される              鏝絵

    
  モニュメント        見事な大屋根                 屋号か鏝絵か

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