西洋美術館と平安の秘仏展《東京・国立博物館》

2016年・・・国立西洋美術館が、フランスの建築家ル・コルビュジェの13の作品の一つとして世界文化遺産に

登録された。

これは早速見に行こう・・・国立博物館などに行く際にこの前は何度も通っていたが、建築物としてはあまり興味も

なくただ素通りをしていた。


初めて敷地に足を踏み入れる。レプリカの銅像などを写す。

中も見ておこうと思ったが・・・、西洋の絵画などの知識は全くなかったから、楽しめるのは精々モネの睡蓮ぐらい。

国立博物館の平安の秘仏展と比較したら、答えは親しみやすい櫟野寺の平安の秘仏を見ることに。


世界遺産登録の国立西洋美術館


建築物として世界文化遺産に


考える人


カレーの市民

国立博物館に移動する。理由はよく分からないが、多くの人が並んでいる列とは別のところでチケットが買えた。

待ち時間はゼロ。ひょっとしたら常設展示も併せてのチケットだから?

多く並んでいた方は平安の秘仏展だけのチケットだったかもしれない。

折角国立博物館を訪れた時は、なるべく国宝クラスの作品を見ることにしている。

この日は常陸宮さまが収集した『のりげ』が百点近くも展示されていて、これを見ただけでも大いに価値があった。

象牙などの素晴らしい作品で、一般人は一生涯目にすることのない高尚な趣味であった。



国立博物館へ

櫟野寺は滋賀県甲賀町にある天台宗の寺である。延暦寺の根本中堂の用材を求めてこの地にやってきた最澄が

櫟野寺の本尊である十一面観音坐像を安置したのが始まり。

3bを超える坐像としては日本最大の大きさを誇る。重厚感があって親しみのある顔立ちの仏様だ。

櫟野寺からはこのほかにも20体の重要文化財である秘仏がやってきている。

これだけのものが一度に公開されるのは珍しい。これらの仏像は一本の木から削り出す『一刀彫』と言われるものだ。

関西を訪れた際には、櫟野寺でもう一度拝観しよう。


中では撮影ができないのでパンフレットを


本尊は十一面観音坐像

 
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