善光寺御開帳【長野・長野】 09.05.17
 

  7年に一度の善光寺御開帳は5月いっぱいで終わってしまうため、このままチャンスが無くお参りは

叶わないだろうと思っていました。ところが当日は雨で庭弄りなどには向かない天候であった事と、雨

ならお参りする人も少ないだろうと思い立ち出かける事にしました。10時頃になって急に思い立ったた

め、何の準備も無く出かけてしまいました

連休でお金を使いすぎた人が遊興費をセーブしているのか、高速道路は想像した通り混んではいませ

んでした。

  長野市内に到着すると無料駐車場に導かれ、そこからシャトルバスで善光寺まで運んでもらう事に

なります。混んだ道をイライラしながら向かうより、座っていて運んでもらえるのですから利用しない手

はありません。おまけに往復で300円と限りなくリーズナブルなのが嬉しい・・・。12時前のシャトルに

乗ることが出来、善光寺の大門には12時15分頃だったと思います。

  高速道路やシャトルバスが空いていたわりに参道は結構な混雑で、善光寺の信号では参拝者が車

道に溢れるほどでした。7777枚敷かれた石の参道を人の流れに乗って進んでいくと、仁王門のとこ

ろで回向柱にお願いしようとする列の最終が表示されています。呆れるやらうんざりするやら・・・しか

しここで並ばなければ何のために来たのか分からなくなってしまいます。覚悟して並びました。

   
 参道の敷石            仁王門方向を望む        山門

  覚悟した割には1時間ほどで回向柱にお参りが出来ました。前立ち本尊にはさらに2時間ほどかか

ると言うので、諦めざるを得ませんでした。しかし本堂でお参りしようとして入っていくと、丁度真正面に

ライトアップされて光り輝く前立ち本尊を見ることが出来ました。なんとラッキーな事かと信じられない

ほど真正面がぽっかりと開き、私達夫婦と前立ちご本尊が対面しているかのようですらありました。し

っかりと色々欲張ってお願いしてしまいました。
   
  今、病気と闘っている従兄弟のためにお守りを求め、折角の機会なので仲見世通りなどをブラブラ

してみました。善光寺蕎麦を食べたくてあちこちのお店を覗いたのですが何処のお店も多くの人が待

っていて、諦めていかにも美味しいものとは縁のなさそうなスナックでカレーのセットを食べてしまいま

した。見下げた感があったのですが意外と美味しいカレーで、またまたメタボに一歩近づいてしまいま

した

   
 やっと見える位置に       もう少し      山門から門前町を望む

 善光寺については色々な解説が氾濫しているので、改めて詳しく記載するのは遠慮しておきます。

 善光寺は全国でも珍しい無宗派の寺院で、信じる宗派に拘らず万人の願いを成就させてくれます。

戒壇巡りと言われるお参りの仕方もあります。本堂の地下部分に一寸先も見えない暗がりの部屋があ

り、この中を手探りだけで進み運良く錠前に触れることが出来れば、みごと願いが成就するらしいので

す。今回は諦めご開帳が終わってから改めてお参りすることにしました。

 また善光寺は二つの宗派の本山格でもあり、天台宗の管理組織としては【大勧進】、浄土宗としては

【大本願】という組織で管理されています。大本願は浄土宗としては三指に数えられる尼僧寺院で、

慣主を宮家からお迎えする慣習があります。毎朝の【お数珠頂戴】も多くの方が訪れるセレモニーです

  
代官町武家屋敷の塀       旧横田家           文武学校付近

 折角のチャンスなので松代の街を歩いてみました。松代の町も何度も訪れていましたが、街並みを

意識して訪れた事はなかったですから、保存されている街並みには驚きがありました。

 歴史的には【真田太平記】が大好きで、反面真田信之(分家筋)はあまり好きではなく・・・それが松

代の歴史を意識させない大きな原因でしたが、見るべき価値は十分に感じられました。

 真田のことを話し出すと限がないので今回は止めておきます。このページを早くアップしないとご開

帳が終わってしまうから・・・情報提供にならなくなってしまいますから・・・。

  旅 あれこれへ      甲信越へ