宮沢賢治記念館【岩手・花巻】   10.5.8(土)

 玉川温泉からの帰路に岩手県花巻市にある【宮沢賢治記念館】に寄ってみました。花巻市といえば最近はプロ野球

埼玉西武ライオンズに入団した投手【菊池優星】君で知られています。元々、花巻温泉郷などでもよく知られています。

ゴールデンウイークも明日で終わるという今日ですから、高速道路の混雑は想像に難くありません。ゆっくりして夜中に

自宅に到着するという魂胆でした。狙い通り全く混雑が無いまま到着できました・・・が、ヘトヘトです。



 宮沢賢治に触れてみようと思いますが、何からお話してよいか難しい人です。科学、天文学、宗教、農業、音楽そして

良く知られた文学など、どの才能もおろそかに語ることが出来ない素養を備えていました。

 詳しくはインターネット等で検索すれば沢山出てくると思いますので省略しますが、端的に評価すれば探究心・信仰心

に厚くヒューマニズムに富んだ方でした。

 苦難の生活を強いられた貧しい農民のために自分の才能を役立てただけの一生は、きっとこうして語り継がれていく

のでしょう。純朴な東北人の代名詞のような賢治ですから、この注目に戸惑っているに違いありません。

 有名な【雨ニモマケズ】の中に『欲は無く、決して怒らず・・・』とありますが、全くそれだけの人生だったと言えます。

   
賢治は庭の設計なども手がけていた    童話のタイトルから

 記念館の場所は市郊外の小高い山の上で、ロケーションとしては最高の場所にあります。館内のテラスから市街地を

見下ろす事が出来る場所もあって、企画した方に敬意を表したいと思います。

 実は一番楽しみにしていたのは『下の畑にいます』と書かれた看板がある情景が見たかったのですが、そのシーンは

何処かにあるのでしょうか。心象風景がいつも脳裏にあります。ポスターか何かで見た記憶があるのですが、勘違いか

もしれません。


手入れが行き届いた園内     花も見頃             童話のタイトルを生かした

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