古きを訪ねて・・・飛騨高山    06・10・14〜15

    もう春のうちに計画されていた旅行でした。一気に3箇所も巡る欲張った計画でしたが、いつもと違っ

   て駆け足ではなく2泊する事にしました。宿は高山と妻籠にしました。


    松本から沢渡を抜けて安房トンネルをはじめて走りました。平湯大滝付近では紅葉がきれいでした。

   とりあえず新穂高のロープウェイを目指します。これが結構な距離でした。トンネルを抜けると直ぐと思っ

   ていたのですが20`以上あった気がします。笠ケ岳や穂高登山はここまで来るだけでアゴを出してし

   まいそうです。穂高は上高地から、笠は他の山と一緒にやっつける事にしました。歩行距離が縮まって

   もこんなに車で走る距離が増えるなら辛さは同じです。

    平湯も福地も新穂高も温泉は残念ですが横目で通り過ぎました。ただ通り過ぎるのはもったいないの

   ですが・・・またの機会にします。

    秋の行楽シーズンの割にはロープウェイもほとんど待たずに乗る事ができました。笠が岳や焼岳は頭

   を雲に覆われ、錫丈岳だけが厳しい表情を見せています。高山の割には紅葉が進んでいません。眼下

   に広がる鮮やかな彩を期待していたのですがすっかり裏切られ、早々に下りのロープウェイに乗り込み

   ました。復路は2階建ての上階に乗る事ができましたが、逆に下りは下のほうがよく見えたかもしれま

   せん。

    駅にはパン屋さんが有り当然買ってみました。妻がパンを見逃すはずが有りません。こんなところにし

   ては確りしたパンでした。ココア味のクロワッサンが二人とも気に入ってしまいました。

    
【沢渡付近の紅葉】【珍しい二階建て】 【妻が直ぐに飛びついたパン屋さん】 【足湯を楽しみながら天空を仰ぐ】

      
 【その目の先にはロープウェイ】 【何時もの弁当、コーヒーは欠かせない】【ゴミいっぱいの湧水】

   妻が何かを試してみるという行為は本当に珍しいことでした。足湯をやりたいと言い出したのです。ほ

   んの10分ほどですが“気持ちがいい”と喜んでいました。足湯が終ると腹ペコです。持参した炊き込み

   ご飯やおしんこ、バナナ、コーヒーと今求めたばかりのクロワッサン、脈絡の無いメニューもいつもの事

   です。ブナとカンバの森の中で美味しく頂きました。

    高山に向う途中湧水が有りましたが、ポリタンに汲んでみるとなんとゴミがいっぱいでした。私の前の

   人はコップで何杯もごくごくと飲んでいました。お腹は大丈夫でしょうか。


    高山まではあっという間でした。宿も直ぐわかりました。しかしほんの少しの差で“からくり”を見る事が

   出来ませんでした。祭りは5日ほど前だったのですが、観光客へのサービスのため今日まで飾られてい

   るのを知らなかったのです。寄り道せずに来るべきでした。

    二人で古い街並みを散策します。高山は雰囲気も有り観光客が多いのも頷けました。夜には提灯で

   飾られた山車が引き回されました。早めに夕食を食べ出てみましたが、背伸びをしても見えないほどの

   人だかりでした。引き回しを見た事で一応【高山祭り】を見たと言うことでいいと思います。

    
 【高山、古い街並み】     【客待ちの人力車】     【12台ある山車】【からくりは見られず、残念

    
泊まった宿は【喜十郎】といい、旅館とは名ばかりでした。中京テレビがグルメ番組で放送したと書い

   てありましたので予約を入れました。確かに料理のボリームは合格点だと思います。しかしやっぱりそ

   れなりの宿とすぐ実感しました。向かい側に居酒屋さんがあり、酔っ払いが夜中の2時過ぎまで怒鳴り

   あったり嬌声を上げる女性が居たり、遮音効果の全くない部屋で二人は耐え続けていました。

    【古き】も時と場合によります。窓はやっぱりサッシの窓でなければいけません。そもそも立地条件も

   いけませんでした。これからは市街地に宿をとる場合はしっかりしたホテルにしたいと思います。



    眠い目で朝市に出かけました。テレビでみた手作り饅頭のおばあさんを探しましたが、誰に聞いても

   知りませんでした。私たちの勘違いだったようです。何処かよその朝市だったのでしょう。結局あまり買

   いたいと思うものはありませんでした。適当に車の中でつまむお菓子を何種類か求めましたが、谷松と

   いうお店の黒ゴマ【こくせん】はゴマの風味がしっかりしていて気に入ってしまいました。これはお勧め

   です。朝市を後にして私たちは郡上八幡を目指しました。

   
   【グルメ番組に取り上げられた食事】【高山祭りの雰囲気を楽しむ】  【そこそこの人出、朝市の妻】

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