トロッコで行く秘湯・・・名剣温泉《富山・宇奈月》  04.6

 
妻のたっての希望でトロッコ電車に乗ることにしました。元鉄人夫妻や先生も乗ったことが無いでしょうから

声をかけて見たところ、夫妻が一緒に行く事になりました。トロッコは予約が必要ですので4人でチケットを手

配しました。

 当日は宇奈月で待ち合わせましたが夫妻はどうも前日から休みを取ってこのあたりに出没していた様です。

 トロッコ駅に行くと客はほとんどおらず予約の必要は無かったようです。トロッコに乗ってさらにビックリ、一

両に私たち4人だけだったのです。空いていて気を使わなくて良いと言えますが、知らない人との触れ合いも

旅の楽しみですから寂しい部分があります。

 出発するとほとんどがトンネルの中で、ロケーションを楽しむのは欅平に近づいてからになります。途中の谷

筋には雪渓が残り、黒部はやはり豪雪地帯だと思いしらされます。途中の駅ですれ違うトロッコにも客はほと

んど乗っていませんでした。観光のピークは夏から紅葉の秋なのでしょう。

 欅平駅に付いた途端、土砂降りの雨になってしまいました。手作りのお弁当を持参していたのですが雨を

凌ぐ場所も無いので、仕方なく駅舎の中にある食堂で注文してお昼にしました。是非観光客が少し腰を下ろ

す事が出来るスペースを考えてもらいたいものです。これは行政にお願いすべきことなのでしょうか?

 食事のあと名剣温泉から車で迎えに来ていただき、温泉に向かいました。温泉には直ぐ到着します。

  
トロッコ駅に向かう              すれ違ったトロッコもガラガラ      一両に私たちだけとは

  
谷筋には大雪渓が             欅平駅                   橋を渡って名剣温泉に向かう

 旅館で一休みしたあと予定通り祖母谷温泉に向かいました。宿の御主人の話では工事中だが通してくれる

との事でした。しかし現場に着くと監督が頑として通してくれませんでした。いつもそばに貼り付いている関西

系の【交渉の達人】を連れて来ない事が失敗でした。あっけなく追い返され、楽しみにしていた祖母谷温泉は

これで二度とチャンスは無いと思います。

 予定が狂った私たちは川原に降りて釣りをする事にしました。あまり期待していなかったのですが、予想に

反しポイントごとに大物が飛びついてきます。女神ことあっちゃんには尺上もかかってしまったのです。そして

私にも40aがかかったのですが、ふざけていてばらしてしまいました。

 呆れるほどの釣果で・・・これが名剣温泉から僅かに100メートルほどの出来事ですから、とても信じられ

ません。さっきの土砂降りが魚を活性化させたのでしょう。鉄人の毛ばりにも太った9寸のイワナが飛びつい

てくれました。妻にも一匹釣らせたかったのですが川面を見ていると目が回るというので、残念ですが釣る事

はできませんでした。

  
 釣りをする師匠              尺をかけた女神              鉄人の毛ばりに来た9寸

 
泊り客は私たち以外には1組で、やはり時季としては早かったようです。夜は川を見下ろす露天風呂に鉄人

と2時間以上浸かっていました。いろんな溜まっていた話しを、時間を忘れて話し込んでしまいました。

 翌朝、妻が天井裏に張り付いている大きな蜘蛛を発見しました。10センチ以上ある、形状はまさしく映画で

見るようなタランチュラそのものです。

 鉄人の部屋に行ってその話をすると・・・何と鉄人の部屋にもいたのです。今朝になって現れた訳ではない

でしょうから、夕べからいたはずです。布団の中にでも入ってきたらと考えるとゾッとします。蜘蛛が苦手な鉄

人は真っ青になっていました。宿の人に連絡するとあたかも慣れているようにおっとり刀でやって来て・・・態

度を見ていると、きっといつもいるので慣れているのでしょう。天井の蜘蛛を追い払おうと悠然と竹の棒でいじ

ていました。蜘蛛も必死でしたが溜まらず畳の上に落下しました。そして宿の人の足の方向めがけて走ってい

きました。そしたらこの人・・・何と悲鳴を上げて逃げてしまったのです。冗談じゃないよ! 客を置き去りにし

て・・・。

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