一気に九座赤城山(3)・・・長七郎山・小地蔵岳・地蔵岳

  
    登頂日    
03. 4. 29(火)     天 候      晴れ      登山口   八丁峠
     同行者    単独             所要時間     2:25
     温 泉     赤城温泉 湯ノ沢館   鉄・炭酸泉     500円  

 車を八丁峠手前の駐車場に移動させ小沼を廻って小地蔵へ向かう。林道から左に折れ笹薮に踏み込むも

訪れる人が少ないのか、生い茂った笹でトレースが全く確認できない。この小さい山容では迷うことも無いだ

ろうと判断しとにかく高い方に進んだ。藪漕ぎも僅か数分で例の高校が立てた山頂標に出くわした。

 そのまま稜線伝いに長七郎を目指す。数箇所残雪がありそのうちの一箇所は左側斜面に滑り落ちそうな

状態であった。ほんの15分程で次のピークである。思いの他広い山頂にもかかわらず登山者は私一人。高

木が無く晴れた日には素晴らしい眺望が得られそうだ。八丁峠に向かうため小沼側にコースをとる。湖畔の

遊歩道は残雪が1b以上見受けられる所もあり、冷え込んで固まるとアイゼンが必要な状態であった。新緑

にはまだ早く、小沼の青と白い木肌がむき出しのカンバ類のコントラストが実に見事である。

  
【小地蔵山頂】               【長七郎山頂】                【小沼(この)】

 八丁峠からそのまま地蔵の階段を登り始める。盛期には自信満々の足もこの時期ではまだまだ鍛錬不足

でそろそろ膝が笑い始めている。途中小沼を見下ろすと湖畔からとは違った深みのある青が一段と見事だ。

かなりの頑張りと根性でやっと地蔵の山頂だ。

 山頂標と三角点を探し写真に収めた。大沼側に移動するとさらに違った青色が眼に飛び込んでくる。懐かし

の黒桧を暫く眺め続けた。足を投げ出して休憩している間に何か充足感が湧いてきて“今日はこれでフィナ

ーレとしよう”と決めた。



 温泉は赤城温泉・湯ノ沢館。鉄系の赤茶けた色。露天の脇を沢がナメ滝となって流れ落ちる風情が好きで、

何度目かの入浴となる。

 かけ流しではあるが湯温が低いため、ボイラーで加熱している。当然供給される湯量は少ない。ぬるめのお

湯にじっくりと浸かりたいと言う人には、お湯といいロケーションといいまさにぴったしである。

 
【一等三角点】                【大沼と黒桧山(左)、駒ケ岳(右)】

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