山梨百名山・・・乾徳山    
              
  登頂日  2012.09.08(土)     天 候  晴れのち曇り、ガス       
  標 高   2.031b        登山口  徳和集落から道満尾根         同行者   単独
   温 泉   なし

タイム  
-     往  路     復   路      
    場所・地点      着     発     着      発
 道満尾根登山口   7:50
 山頂   10:50  11:20
 高原ヒュッテ分岐   12:20  12:20
 下山道登山口   13:30  13:30
 駐車場   1350 -
   所要時間 6:10     登り 3:10   下り  2:30


阿弥陀岳で一緒になった国立の方が教えてくれて、近いうちに訪れたいと考えていたがヒョイっとチャンスができた。私のアクセスは

キャンピングカーで、林道の奥までは何となく気が重くなってしまう。

事前の情報でキャンピングカーでも大丈夫と知っていないと、その山を選択する事は無かった。

橋の袂に確りした駐車場があって、バスも入っていると聞いて安心して出かける事ができた。実際には集落を抜けた下山道の登山口

にも数台停められるスペースがあったが、僅か10分ほどの違いなので広い駐車場に停めたい。



人気の山・・・とよく分かる。私が到着した段階で既に数台の車があり、出発しようとしているパーティもあった。集落のトイレを

使わせてもらって下山道方向に進んだが、すぐに間違いだと気が付いて集落の中をショートカットして道満尾根登山口に向かう。

登っていくと左手にお墓があり、また鹿除けの金網などを通って登山口へ。地元の方が『蛇が沢山いるから注意して』と教えてくれた

が、結局一匹も出会うことは無かった。


 
徳和集落の中を道満尾根登山口へ            道満尾根は杉木立の中の一辺倒の登り

杉木立の中を黙々と登って行く。このコースは人気がないのか登山者と出会う事は無く、とても寂しい。道満山に近づくとブナなどの

広葉樹林帯となる。丁度斜度がうまく写せそうなところがあったので、一枚写してみた。まさしくこんな斜度を九十九折れに喘ぎ

喘ぎ登ってきた。道満山は立ち木に打ち付けられた朽ちたような山頂札があるのみ。

 
道満山近くになるとブナなども見られる          道満山山頂は眺望がない

道満山の樹林帯を抜けると目の前が一気に開け、月見岩と呼ばれる大岩が現れる。ここが高原ヒュッテの分岐になっていて、私も帰路

はここまで戻って右折して高原ヒュッテ方向に向かった。

のコースを登ってくる方が意外に多く、数人のパーティがここで休んていた。挨拶をして追い抜かせてもらった。


月見岩から乾徳山を望む

乾徳山に取りつくと本格的な岩場になり登山らしくなる。梯子があり数十bの鎖があり、この鎖では遊んでいる登山者が多くいた。

その中の一つのパーティは『穂高に行くので鎖の練習のために来た』と言って何度もアタックしていた。

確り迂回路もあって鎖が嫌な人は別のコースを選べる。肩が痛かったので私は鎖に取りつくのは止めておいた。

山頂で休んでいる間ずーっと見ていたが、迂回路を使ったのは私だけだった気がする。


  
梯子も何か所か出てくる         鎖場も               頂上直下の最長の鎖には迂回路がある


 
迂回路を使う人はほとんどいない             みんな20bの鎖場を楽しんでいる

あいにく登頂時はガスが巻いていた。残念なロケーションだった。登山を始めたばかりのパーティなのか、山頂で『やったー』とハイ

タッチしていた。まあそれほどの難所と言う山ではないが、十分楽しめた良い山ではあった。

食事を摂りながら30分ほど周りの山々を眺めて楽しみ、晴れないガスに痺れを切らして下山にかかる。

 
あいにく山頂からはガスで周りの峰々を望むことができない   人気の山らしく山頂には20人ほど

このころには登ってくる方も多くなってきて、人気のほどを再確認する。月見岩に戻るとやはり多くの方が休んでいたし、下山路側

から登ってくる人も沢山いた。また私と前後して下山する人も結構いた。

 
山頂近くの登山道は大石がゴロゴロ   月見岩で休む登山者、直進が道満尾根方向。ここから右手に折れて下山する

月見岩から少し下ると、草原に鹿の群れがいて私の前を横切って林の中に消えて行った。丁度高原ヒュッテの分岐のところで家族が

食事していたが『鹿は危なくないですか?』と奥さんに尋ねられた。先ほど近くまで来たらしいのだ。『危ない事は無いけど、最近

は恐がらない。特に食べ物をねだってくるから、近づいてきたら食べ物は隠した方が良い』と教えたあげた。

家族でここまで食事に来ることは、子供にとっても良い情操教育になるだろう。今時若いのに感心な親だと思った。

 
まだ残っていたマルバタケブキのお花畑        鹿の群れに何回が遭遇する。人間を怖がらない

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