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百名山・南アルプス

辛い山旅が終わる

赤石岳の山頂にも避難小屋があり、イザと言う時にはここに逃げ込めるのが今回の山旅の強みでした。手前の荒川小屋から2時間、これから下る赤石小屋までも2時間で、何とか2時間を歩き通せば最悪の結果は避けられる位置なのです。体感温度はおそらく氷点下、風速は20㍍以上の風が稜線上で猛威を振るっていたのに、ひるまずに進めたのはこれらの小屋のお蔭でした。写真は赤石岳山頂にある避難小屋です。赤石山頂到着の時間は予定の12時半を少しだけ短縮しています。これから数時間一気に下る事を考慮して、風を避けられる所でエネルギー源をお腹に入れました。もう満足なモノは残っておらず、数片のドライフルーツとカントリーマームを数個胃...
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百名山・南アルプス

限りない寒さとの闘い

悪魔のように襲い掛かる冷たい北風・・・頬が切り取られるように痛んで・・・とうとう我慢できずに首に巻いていたウールのマフラーで覆面に。そのマフラーに垂れ落ちる鼻水が沁みこんで・・・更に冷たくまとわり付くのが余計に辛く・・・。このままでは家に風邪を持ち帰ってしまう事になりそうで、早く荒川小屋に向かって南斜面を歩きたい。幸いにして・・・目指す3.000㍍峰の【荒川中岳】も【荒川前岳】も僅かな時間で山頂に立つ事ができ、2座を一気に踏破した勢いで最終目的の赤石岳を目指しました。荒川小屋が見えてくると・・・お花畑を鹿の食害から守るためにネットで囲まれた斜面を通ります。ここを通り抜けるためには自分で扉を開け...
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百名山・南アルプス

小屋あればこそ

前夜、百枚小屋に泊まった方々の内、百名山のご夫婦と女性の単独の方は下山し、もう一組のご夫婦とイエネコさんと大石さん(仮名)と私はいよいよ縦走開始です。千枚小屋から千枚岳への登りは短いものの急登で、夕べあまり眠れなかった私は既に顎を出していました。汗が吹き出し・・・アンダーウエヤーはしっとりと濡れた状態。あまり濡らしたくないので体温調節のため雨具を脱ぐ事に。その間にご夫婦が抜いて行きます。ご夫婦は奥さんが健脚で、旦那さんは常に距離を置かれていましたが・・・二人は荒川小屋までほとんど私から離れずに歩いていました。結局、小赤石への登りで急ぎ足の私と離れてからは、再び会う事ができませんでした。無事下山...
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百名山・南アルプス

千枚小屋

今回の山行は南アルプスの南部に鎮座する【荒川東岳(悪沢岳)】や【赤石岳】を初めとして、荒川三山や小赤石岳などの3.000㍍峰を6座も登頂する超ハードな計画。ここまで待ちに待って・・・やっと実現に漕ぎ着けました。しかし時期が悪かった・・・?仲間三人でゆっくり登って来る途中の【駒鳥池】には感動でした。神秘的で・・・静かに眠っているようで・・・いつまでもこのまま残ってほしい空間でした。千枚小屋に到着して受付を済ますと【百枚小屋】が今夜のスペースとして割り当てられました。千枚小屋は2年前に火事で焼失し、現在はプレハブで営業しています。しかし宿泊棟である月光荘と百枚小屋は共に、ログハウス風のしっかりした...
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百名山・南アルプス

冬の南アルプスから帰還

朝の6時半、椹島発の東海フォレスト送迎バスに乗り・・・何の因果か秋晴れの素晴らしい陽気を自宅に戻るためにだけ使って帰ってきました。この天候が昨日であるなら・・・。明日からは天候が崩れるらしく、何より今日は妻の誕生日ですから、当初から【槍が降っても】帰らなければならない計画でした。それにしても椹島(さわらじま)は遠すぎる・・・延々と車がすれ違えないほどの山道を進むのですが、住所は一応【静岡市】だと言うのですから何だか腹が立ってきます。【静岡】のイメージとはどうしても一致しないんです。あらゆる場所が崩落し道路は通行止めで、362号で静岡市街から川根本町へ向かったのですが、この道がやけに狭い。3回も...
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百名山・南アルプス

南アルプスに出発

いよいよ南アルプスの縦走に出発します。天候・体調・時間そしてアクセス・・・すべての条件をクリアしなければならなかったので、ここまで押せ押せになってしまいました。かと言って全ての条件が整った訳ではなく、崩落して通行止めの道を迂回し・・・・・さらには2日後ぐらいには天候も崩れそう。でも山小屋が10日で閉まってしまうので、これ以上は待てません。最大限の努力を・・・・・土曜日は畑薙ダムで待機して日曜から登り始めます。なぜって・・・シーズン最後の土日ですから相当の混雑が考えられます。土曜日を外して計画しました。イモを洗うような山小屋の混雑はとても耐えられないのです。よく聞く話ですが・・・混んだ山小屋は布...
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源流釣り

山釣りあれこれ

今季の釣り・・・と言っても釣行は僅かに2回。全盛期に比べれば実に寂しい回数ですし、ハードさも全く影をひそめて・・・現状の体力では身の丈にあった遊び方になってきました。おそらく仲間が誘ってくれなければ、一回も山に分け入る事が無かった気がします。登山と違って事故があっても誰かが通りかかる訳でもなく、源流域はとても一人で入り込める場所ではありません。おそらく救助される事はほぼ不可能だと思います。そんな・・・危険が沢山潜んでいる場所での遊び・・・いつまでもこんな遊びができている・・・仲間に感謝・・・です。今シーズンは東北地方は止め、主に信州にグランドを移しました。ところが信州でも今季山に入る人は減った...
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源流釣り

おでこ

早朝の大町市は底冷えがするほど気温が低下。車の中なのに寒さに震えながら・・・それでも懸命に眠ろうと努力、3時間寒さに耐え5時にセットしたアラームで起こされました。寝ていたコンビニの駐車場から鹿島川に沿って走り、鹿島鑓登山口の大谷原に車を停める。6時前には遡行を開始・・・本当に寒くて・・・ブルブル震えています。速乾性の半袖のTシャツ、その上にウールの長そでシャツ、ナイロン製のジャンバーを重ねて、さらに釣り用のベスト・・・これだけ身に着けて歩いているのに、汗の一滴も吹き出しません。大谷原はすでに標高900㍍・・・目の前には爺ケ岳から鹿島鑓の稜線が朝日に輝いていました。熊に注意しながら上流へ・・・素...
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源流釣り

竿納め

素人氏が連絡をくれて・・・結局今年も恒例の【竿納め】に行けることになりました。これがないと何となくしめくくりができません。また何か仲間の縁が切れるようでもあり・・・・・一抹の寂しさを禁じえませんから・・・・・行けることになって喜んでいます。源流遡行をしっかり楽しんできます。できれば岩魚だけではなく、クマさんなどにも会いたいものです。今年は沢に人が入っていませんから、クマの方にも警戒心が無くなっている可能性があります。チャンス・・・です。今日はタイミングよく【キノコ採り】の仲間からも、10日の週でどうか・・・と誘いがありました。誘ってもらって嬉しいのですが・・・何せ・・・話題の放射能の件が解決し...
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玉川温泉

後始末

朝から良い天気で・・・助かりました。と言うのは【玉川温泉の湯治で使用した道具】の後始末が、大幅に捗ったからなのです。湯治には鍋・釜の自炊道具や、岩盤浴で寝転んだために汚れたもの洗濯、ゴザや汗をかくために身体を覆うタオルケット・・・もろもろの後始末があります。想像してください・・・火山の脇に寝転んだようなものですから、砂は当然の事…硫黄分が生地などに付着してちょっとやそっとでは落ちません。そのまま家の中に持ち込む事はとてもできません。長く湯治をする時は最後の一日を潰して、玉川温泉にいる間に岩盤浴で使ったものなどを洗濯してくるのですが・・・何度も言いましたように連日の雨。みんなやる事が無いので・・...
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