義務感だけで・・・両神山
登頂日 04.10.2 天 候 晴れ 百名山登頂順 38 番目
標 高 1.723b 登山口 日向大谷 同行者 単独
温 泉 無し
タイム | ||||
- | 往 路 | 復 路 | ||
場所・地点 | 着 | 発 | 着 | 発 |
両神山荘 | : | 6:50 | 14:50 | : |
清滝小屋 | 9:15 | 9:30 | 12:50 | 13:00 |
両神神社 | 10:30 | 10:45 | 12:10 | 12:25 |
山頂 | 11:15 | : | : | 11:50 |
所要時間 8:00 歩行時間 登り 3:37 下り 2:20 |
朝起きるとものすごく身体がダルい・・・でかけることが躊躇される。こんな日でも強い意志を持ち続けなければ、百の山頂を
極めることなど出来はしない・・・と何とか起きた。
今年4座目への挑戦は久しぶりということもあり、比較的短時間で往復できるとの基準で選択した。花の百名山とは言えこの
時季では多くを期待できそうもなく、百名山完登という目標に向かっての1座を極めると言うことに尽きる。山行を楽しむと言う
よりは、義務・・・?
7時前には両神山荘を出発。鍛錬不足を自覚しているから、自重しながらの歩行だ。それでも思い通りのペースで快調に歩い
ていた。今日はやれそうだな・・・と自身が湧いてくる。何度か沢を渡り返しいよいよ本格的な登りにかかった。眺望のない木立
の中の暗い道はどうも心をスカッとさせてはくれない。心までが暗くなり、精神的には疲れが増してしまうような気がする。逆に
台風一過の強い日差しを遮ってくれて、助かっているとも言えるが・・・。常に足の裏が45度の角度を保ち続けているような登り
は、今年の私にはかなり堪える。滴り落ちる汗はメガネの内側に付着し、何度もはずして目とメガネを拭くことになる。タオルは
あっという間にぐしょ濡れであった。
弘法清水で一息ついた。前後しながら登っている浦和の方も私同様かなりへばっている。出だしの自信は何処へやら・・・もう
清滝小屋までの距離だけが気にかかる。小屋から神社までの登りはどれだけ厳しいのか気にかかって仕方がない。それでも我
慢して登り続ければ何時かは山頂に立つことが出来る・・・と自分に言い聞かせて踏ん張った。
コースタイム3時間30分を大幅に上回って4時間30分を要して頂上に着いた。苦しかったなあ〜〜。今年の山行記は苦しいだ
とかバテたという言葉ばかりが並ぶ。全く情けなくなるがこれが今の私の実力だ。
それでも苦しみに耐えて登り続けた努力に答えてくれるように、眺望は360度の大パノラマであった。富士、南ア、北ア。近くは
甲武信、雲取が・・飛び込んでくる。僅かに赤岳だけが雲の中であった。
【水場、小屋は間近】 【美味しい水】 【山頂からの展望】
妻が出かけに握ってくれた炊き込みご飯のおにぎりを頬張り、30分ほどの休憩の後下山にかかった。登りの厳しさから考えても
下山の苦しさが想像できる。実際、全く想像通りの厳しさが待っていた。既に歩いている間に太ももは筋肉痛に襲われ、初めて筋
肉の痙攣まで経験した。
簡単な山を選んだ筈が・・・雨飾でも苗場でも出なかった筋肉痛が日常生活が出来ない程に・・・。もう・・・だれもいなかったら
泣きたい程の下りであった。でも、山が厳しいのではなく私の脚力が退化しているのだろう。きっと・・・。
【ミソガワソウ】 【シラヤマギク】 【ニガナの仲間】
【オニピタラコ】 【ヤマタツナミソウ】 【マムシグサの実】
日本百名山に