相変わらずのガスの中 ・・・雲取山

 登頂日  14.06.30(月)      天 候   ガス       百名山登頂順   再登頂     
 標 高   2.017b         登山口   三峰神社    同行者        単独
  温 泉  なし 

タイム  
-         往  路          
    場所・地点      着     発     着      発
 三峰駐車場   7:30  16:10
 霧藻ケ峰    8:45   8:50
 白岩山   10:35  10:40
 大ダワ   11:15  11:20  13:00  13:05
 山頂   12:05  12:30
   所要時間 8:40     歩行時間  登り 4:35   下り 3:40


それにしても梅雨の時季とは言いながら、またしてもガスの中を歩くはめになってしまった。どうしても山頂からの富士山を

見て観たかったが、今回も叶わなかった。

前回のイメージではこのコースは長いだけで、それほど厳しいという感じは無かった。だからこそ練習のために選んだのだった

が、結果は大分足腰にダメージが残った。



三峰ビジターセンターの駐車場に車を置き、駐車場の中から登山道に取りつく。10分ほど歩いていくと奥宮だ。ここから九十九折れ

に道は登り始める。

杉林の中を進むが次第に植生が変化して紅葉樹林帯になる。そうすると霧藻が峰は近い。地蔵峠は霧に包まれていた。ここから

霧藻が峰は僅かだ。

   
三峰神社奥宮から本格的な登りが始まる        杉林を過ぎて霧藻が峰に近づく     


地蔵峠は霧が舞う・・・まさしく霧藻が峰


霧藻が峰には秩父宮様のレリーフが飾られている。殿下が登頂された際に、自ら【霧藻が峰】と命名されたことに由来している。殿下のレリーフは

秩父山岳会が中心となって昭和29年(?)に設置された。その後平成になって妃殿下がお亡くなりになられたのを期に、再び山岳会が中心と

なって設置委員会を立ち上げ妃殿下のレリーフも飾られた。ご夫婦そろってここから秩父の山並みを楽しんでおられるのだろう。

県営の休憩所があるが管理人がいないのか、この日は締切になっていた。前回はここで管理人さんと大菩薩にある丸川小屋の親父を話題にした

ことが思いだされる。


 

霧藻が峰山頂に掲げられた秩父宮両殿下の肖像  県営の霧藻が峰休憩所

霧藻が峰からお清平まで少し下る。そしてここからは紅葉樹林帯の中を一気に高度を上げていく。前白岩山の肩が登りの一区切り。

ここで休憩を入れたい。

ところどころ落ちたらやばいなーと思える断崖が出てくる。前白岩山の山頂にたつと一旦登りは終わる。

   
随所にある切れ落ちた断崖            2番目の通過ポイント【前白岩山の方】は岩場 


3番目の通過ポイント【前白岩山】は高度を上げる

白岩小屋も今はかなり荒れていて使われていないようだ。前回ここを通った時に管理人さんは高齢だったので、もう管理ができ

なくなったのかもしれない。

小屋からまた急登を息を切らして登ると白岩山だ。ここがほぼこのコースの中間点だ。

 
使われていそうにない【白岩小屋】        小屋から高度を上げて4番目のポイント【白岩山】

白岩山にはベンチがあって休憩できる。前回はここで食事を摂ったり、靴擦れの治療をした。

秩父山塊には鹿が多いがここにも数頭が餌を食べていた。周りの木々は樹皮が食べられて、木肌がむき出しになっていた。鹿は

駆除しないと・・・と思う。

少し下って芋の木ドッケ・・・芋の木とは【コシアブラ】のことで、ドッケとは【突起】がなまったものだそうだ。コシアブラの木が

多くて、突起状になっている場所となる。山ではそんな表現が結構見受けられる。

利根源流には【シッケイガマワシ】とか谷川連峰には【シッケノアタマ】。シッケイ、シッケとはカモシカの事で、シッケイガマワシ

は厳しすぎてカモシカでさえ回り道をした・・・と言うことらしいし、シッケノアタマはそのピークがカモシカの頭のように見える

場所なのだろう。

 
鹿の食害がはなはだしい秩父山塊          5番目のポイント【芋ノ木ドッケ】

芋の木ドッケから大ダワまでは稼いだ高度を吐き出すように下る。大ダワからはほぼ1時間登る事になる。小屋まで男坂が20分

から25分。そして小屋から30分キツイ登りが続く。この登りは記憶の中に残っていなかったから、余計にダメージになった。

 
アップダウンの後に6番目のポイント【大ダワ】   雲取山荘

眺望は今回も全くダメ。今回も雲取山頂からの富士を見ることができなかった。

 
山頂の三角点              前回と同様眺望の無い山頂、この方向に富士が

 
エネルギー源               山荘から山頂までは30分の辛い登り

            日本百名山に