女神茶屋から竜源橋へ・・・蓼科山
登頂日 2020. 10. 24(土) 天 候 晴れ 百名山登頂順 再登頂
標 高 2.530b 登山口 女神茶屋 同行者
単独
温 泉 なし
タイム | ||||
- | 往 路 | 復 路 | ||
場所・地点 | 着 | 発 | 着 | 発 |
女神茶屋 | : | 7:20 | : | : |
蓼科山頂 | 9:45 | 10:00 | - | - |
天祥寺原 | 11:45 | 12:30 | - | - |
竜源橋 | 13:40 | 13:40 | - | - |
女神茶屋 | 14:00 | : | - | - |
所要時間 6:40 |
コロナで全然活動できなかった今年。それでも赤城・金峰・平標・編笠岳と10月に入って俄然健闘している。
家から近くて少々の脚力不足でも・・・との条件で探すと、浅間・蓼科。
数日間でこの2座を含めた数座に登頂する計画だった。
蓼科はこれまで5合目からばかりで、他のコースは未挑戦。
山地図に歩いたコースを朱色で塗りつぶすためには、新たなコースに挑まなければならず・・・。
女神茶屋からのコースを選んだ。
八ヶ岳の未登頂コースはあと8コースほどで、自分の希望をかなえられると考えていて、このコースはその一つ。
スズラン峠までの曲がりくねった道を結構なスピードで走行。
ところが急カーブがあって急ハンドルを切ったために、キッチンの食器ケースが床に吹っ飛んでしまった。
当然食器は8割がた割れてしまって、女神茶屋の駐車場で30分も割れた食器を片付けていた。
大事にしていたおそろいの【たち吉】の食器だったのに・・・残念。
旅をしていると味気ない食事になりがちで、そうならないためにも器には気を使ってそろえたのだった。
閉鎖されている女神茶屋
一旦うっかりスズラン峠の駐車場を通り過ぎて、竜源橋まで行って気が付いた。さっきの建物が女神茶屋か?
スズラン峠登山口駐車場には比較的しっかりした仮設のトイレも設置されている。
通りを挟んで両側に駐車できるが、茶屋の隣の空き地に駐車した。こちら側は10台ほど駐車可能だ。
蓼科山側は20〜30台は楽に停められそうだ。
茶屋の隣のスペースに駐車
10月末の2.500メートルはひょっとして雪があるかもしれない。雪があったら無理せず戻ろうと考えていた。
木々はほとんどが葉を落として、カサカサ、サクサクの登山道。途中途中で振り返ると木立の間から山々が遠望できる。
登山道途中の岩陰には、霜が貼りついていて冷え込みの厳しさが想像できる。
これは山頂は雪かもしれない・・・。
登山口は駐車場から一分 落ち葉を踏みしめて上る
やがて大岩ゴロゴロの登山道に変わる 冷え込んで霜が降りる
南アルプス方向
1時間ほどの樹林帯を抜けると、大岩のゴーロ帯に入る。ここの岩陰には雪が貼りついていて、結構つるつる状態。
登りは何とかなるものの、下りは嫌だ。
八ヶ岳には立ち枯れの山が目立つ 山頂付近の岩場
山頂でしばらく悩んでしまった。雪の貼りついた岩を慎重に下るか、それとも将軍平を経由して下るか?
結局、将軍平から天祥寺原を経由して、竜源橋に出るのは初めて通るコースを含んでいるので、地図の赤線が増やせると考えた。
しかし、前にも通っている将軍平からの下りコースは人気がなく、いままですれ違う人に会ったことがない。
ましてやわざわざこのコースを選択して竜源橋方向へ行く人はいるのだろうか?
ほぼ山頂付近 広大な山頂にはピークがない
山頂から将軍平への下りは結構な雪が残っていて、真剣になって下る。一歩一歩確り確認しながら。
しかし危険なのはこの20分だけで、天祥寺原への下りも、竜源橋へも全く危ない箇所は無かった。
天祥寺原で初めて大休憩を入れ、おにぎりを3個も食べた。
ここからはほとんど水平道で登りは一切ない。下りと言える下りも竜源橋近くの最期の5分ほどで、気持よく歩けるコースだ。
笹原の中を進むが、時折、背丈ぐらいの笹があって・・・そんな場所は黒いものでも飛び出して来そうで、なんとなく気持よくない。
更に下って緑樹帯に入ると、苔むした大岩が重なる・・・如何にも八ヶ岳らしい雰囲気が続く。
橋に近くなってやっと1組のカップルと出会う。双子池でテントを張るキャンパーとのこと。
誰か下る人にであったか? と尋ねると、橋近くで下山者一人と出会ったとのこと。私以外にもこのコースを利用した人が居たとは驚き。
平坦な道が竜源橋へと続く 八ヶ岳の森は苔むして美しい
10月も末になっては、紅葉は遅い。やっと数本チラホラと紅く映えていた。
竜源橋から女神茶屋までは1キロほどの辛い上りが続く。
しかも直ぐ脇をかすめるように猛スピードの車が走り去る。非常に怖い。
登山者が歩くコースでは無かった。車に戻りついてホッと息をついた。
この後4〜5日かけて3座程登るつもりだったが、雪が貼りついているし翌日は雨予報。
食器が割れて・・・縁起を担いで、今回の山行はこれで終わりとした。
2020年、コロナ化禍に翻弄された1年。登山計画は無論のこと、、人生設計まで見直すことになった1年だった。
生き延びただけ良しとしよう!
ところどころに紅葉
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