長野・長野【善光寺門前】
善光寺のご本尊【阿弥陀三尊像】は秘仏で、住職でさえ見ることはできない。そのため7年に一回だけ
【前立ち本尊】をご開帳する。仏教が諸宗派に分かれる以前からの寺院で、宗派に拘りなく宿願が可能な
稀有な寺院でもある。天台宗と浄土宗のそれぞれ本山格で、天台宗では大勧進、浄土宗では大本願とい
う2つの寺院組織で運営されている。大本願は尼僧寺院で現在の管主を鷹司宮家から迎えた。このため
女人救済が目的ともなっている。参道では毎朝【お数珠頂戴】が行われる。朝のお勤めの行きかえりに管
主の数珠で、頭を撫でてもらい宿願成就となるのである。
長野駅から善光寺まで十八の丁石があり(1と2は無い)、十三丁から仁王門をすぎて仲見世通りまで門
前町が続く。
店蔵も多く、大門の信号には《ぱてぃお大門蔵楽庭》や《ちょっ蔵おいらい館》等の施設があり楽しめる。
門前町はもともと宿場だったため現在も本陣の藤屋旅館が残っている。残念だが大正になってコンク
リートで建て替えられている。
仁王門に向かう 仏具店が多い 店蔵が続く
店蔵 郵便局が入っている建物は旅籠だった
左が郵便局の建物 大門交差点 蔵の街並み【蔵楽庭】
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