宗廟(チョンミョ)【韓国・ソウル】 2016.9.14(水)
朝鮮王朝皇室の祖先祭祀場で、1995年に世界遺産に登録された。
朝鮮・韓国の歴代国王・王妃、そして功臣を祭っている。他の宮殿と違い霊廟らしく控えめな装飾である。
これは祖先を祭る空間であるために、神聖で荘厳な雰囲気を醸し出すための意図的な仕掛けである。
建物と一緒に祭礼や祭礼楽も2001年に世界無形遺産になっている。
この施設は文化財解説委員の引率でのみ観覧できるが、見学当日は秋夕(チュソク・・・日本のお盆)
休日で、解説委員さんがいなくても入場観覧ができた。しかし建物を見ただけでは何も理解できない。
通常は日本語解説が毎時間の40分から始まる。
先祖にお参りする際身体を清めたとされる器 門から続く石畳の道には意味がある。
建物の造りにはそれぞれ意味がある。廟前の広い月台は王朝の安定を願い、反復されるような柱の配列は
王位の継続性を願っているようだ。
5月には応じそのままに執り行われる無形遺産の祭祀を観覧できる。宗廟だけは見学は5月に限る。
柱の配列では長く続く王位の継承を願うもの 広い月台は王朝の安定を願う
大門をくぐって敷地内に入ると前方に、中央と左右に区切られてしかれた敷石の道が続く。三道(サムド)
と言われるもので、三つの部分に分けられ中央が一段高くなっている道。中央は神のための道で神路と
呼ばれる。そして右は王が通る道で御路、左側は皇太子が通る道で世子(セジャ)路と呼ばれる。
道は祭祀の準備をする斎宮へと続いている。当然観光客などはこの道を歩くのは禁止され、道上に立て
看板も建っている。確り写真も写したが、サイズが大きすぎて使えない。
どうしてここでの写真だけが特別なサイズになったのか、科学では解明できない何かの力が働いた気が
してならない。霊廟だけにありない話ではないのかも。
廟ごとに入っている王と妃の説明 魔除け
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