やせ尾根、雪庇の本格登山・・・水沢山(榛名山)

登頂日   05.3.05(土)   天 候    晴れのち曇り   登山口  ロープウェイ  
   同行者   単独          所要時間  2:45
   温 泉   伊香保温泉 石段の湯  含鉄・硫酸塩泉    400円 

 妻を拝み倒して何とか山に行けることになった。上毛三山完登に挑戦中からしてターゲットは榛名の一

座にしよう。冬山・・・雪の影響が少なそうな水沢山に決めた。前日の大雪に加えて妻の居場所を考えな

ければならない。伊香保の石段の湯には休憩室があり、3時間ぐらいは機嫌良く待っていて貰えそうだ。

敷島温泉で生活用水を汲み、石段の湯に妻を送り届けてロープウェイの駅に着いたときは10時を廻って

いた。

 ロープウェイを降りると展望台に向かって歩く。此処までは観光客も多くしっかりとしたトレースが出来

ていた。水沢山への案内板がない・・・これは予想していなかった。案の定、完全に逆方向に進んでしま

いスケートセンターを右手に見て、初めて間違いに気づいた。往復20分はロスをしてしまった。戻ってツ

ツジが丘への遊歩道に足を踏み入れた。さすがに躊躇された。だれも歩いていない。トレースは僅かに

判断できるがツボ足は・・・考えてしまった。

 ツツジが丘にまで比較的しっかりと歩くことが出来た。古いトレースを踏み外すとひざを超える雪、登り

では足裏がしっかりと雪を捉えてくれはしない。ズルッ、ズルッ。

登山口に着いた。此処からもやはりラッセルになってしまった。それでもきつい登りは僅か20~30分程

で、さほど息が上がることもなくアンテナ小屋に着いた。この先稜線歩きのはずだが、実は此処からが大

変であった。やせた尾根は雪庇を作り足の位置を間違えば、そこそこ・・・舐めてばかりはいられない。

少し本気にさせられてしまった。一番狭まった所では、もし摑まる立ち木がなかったら止めて引き返した

と思う。

   
 前夜の雪でトレースも隠れる      山頂には水沢寺からの登山者     左・小野子三山、右・子持山

   
 赤城を遠望する              榛名・二ツ岳方向を眺望す       帰路に臨む、水沢山頂とアンテナ

 山頂には数人の方が休んでいた。眺望は子持山の先の武尊が見えず、小野子山の奥に望めるはず

の谷川も見えない。浅間も半分は顔を隠していた。妻が作った炊き込みご飯の弁当を食べながらも、

残してきた妻の機嫌がきにかかる。

尾根こそ慎重に足を運んだが下りは一気に下った。40分で駅に戻りついた。自分のパワーに自信を取

り戻せた山行となった。妻も2回も入浴できたと上機嫌であった。



 石段の湯への入浴は初めてである。大量のお湯が注がれて実に気持ちがいい。こんなにお湯がある

のにどうして伊香保が問題にされたのか、信じられないような湯量であった。

 折角なので水沢観音に寄る。当然家族の健康祈願。チベット仏教を髣髴させるような佇まいは一見の

価値あり。この日は坂東33札所の観音様が無料で開帳されており、ありがたい観音様を拝観させて頂

けた。沢山お願いをさせていただいた。

  
 水沢観音本堂              六角堂

 水沢に来たら当然うどん・・・17代続く清水屋で食べてみた。麺類にはことのほか拘りを持つ私として

は、3段階でBと言うところ。まあBの上でもいいか。麺はまあまあだったが胡麻だれの汁がいけない。


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