観音平から周回コースの・・・編笠山・権現岳
登頂日 2018.09.28(金) 天 候 晴れ時々ガス
標 高 2.524㍍ 2.715㍍ 登山口 観音平 同行者 単独
温 泉 甲斐大泉駅前 パノラマの湯 Na炭酸水素塩 870円
タイム | ||||
- | 往 路 | 復 路 | ||
場所・地点 | 着 | 発 | 着 | 発 |
観音平駐車場 | : | 6:20 | : | : |
雲海 | 7:10 | 7:15 | : | : |
押出川 | 7:45 | 7:50 | : | : |
編笠山山頂 | 8:45 | 9:05 | : | : |
青年小屋 | 9:25 | 9:30 | - | - |
権現岳 | 10:45 | 10:50 | - | - |
三ツ頭 | 11:35 | 11:50 | - | - |
木戸口公園 | 12:25 | 12:25 | - | - |
観音平駐車場 | 13:50 | : | - | - |
所要時間 7:30 登り : 下り : |
今回の企画は編笠から権現のコースに赤線を引くため。そしてこれまで一度も踏んだことのない編笠の山頂を踏む事。
そして一度も利用したことのない登山口である観音平からの山行。こんなことが今回の目的。
観音平は閑散としていて僅かに数台の車だった。このコースは人気がないのかなーと、登山者の少ない事への不安。
何か事故があっても通る人がいないのは、重大な結果につながるから。
特に三つ頭から観音平に戻るコースは、初めてでもあり誰も通らないとしたら怖い。慎重に歩こうと肝に銘じる。
支度を整えていると、次々に登山者が到着。編笠方向にも権現方向にも進んで行く。同行者ができると・・・少し安心。
数人はキノコ採りのようではあった。
声をかけると編笠から権現を回って下山するという人が結構いて、これには大いに勇気づけられた。
特に若い女性で・・・三つ頭で別れたが、ほとんど同行してくれた女性と休憩などで山談義。楽しい時間を過ごすことができた。
木立の中を進む登山道 雲海展望台
それほど辛い登りでは無くて、雲海展望台、押手川と順調に歩を進め、2時間半ほどで編笠に立つ。
綺麗に晴れ渡った空、青空に浮かぶ富士、振り返ればギボシや権現、阿弥陀岳などの八の峰々が聳えて。
眼下には茅野や下諏訪の街が展開する、素晴らしいロケーション。
久しぶりに溜飲を下げた山行となる。
押手川にトイレは無かった 同じコースを歩いた男性。権現を周回する登山者が多い
編笠山頂からの富士
ギボシと権現、左は阿弥陀?
茅野・諏訪方面を望む。たなびく雲の下に諏訪湖。左手奥には御嶽が
南アルプス方面 早くも霜柱
九月だというのに途中途中の木陰などは、霜柱が立っていた。
眼下のジオラマ、見上げる富士…編笠からのロケーションは八の中でも上位にランクできる。決して他の峰々からの眺望
と比較してもそん色はない。
振り返るとギボシから権現への山並みもダイナミック。ギボシの足元には青年小屋の青い屋根が見えている。
青年小屋への下り 小屋とギボシ
急な下りだが20分ほどで赤ちょうちんのある青年小屋。
次回はぜひここに泊まってみたいが、御小屋尾根~赤岳経由では、ここまで到着できる自信は無い。
ここまで歩き切れたら、西岳から船山十字路への下山と・・・計画は出来上がっているのだが。
有名な青年小屋の赤ちょうちん ノロシバからの権現岳
樹林の中に再び踏み込んで進んで行くと「ノロし場」で一気に眺望が開け、遠くは蓼科山までが望むことができる。
ギボシの荒々しい肌、権現の切り立ったピークがかなり近づく・・・ノロし場からの眺望もダイナミックだ。
ギボシへの登り ノロシバからの阿弥陀岳。一番左端が蓼科山
ギボシへ先行する登山者のトレースを見ていると、斜面を直登している。九十九折りれに登って行くのではなさそうだ。
地図で確認するが、注意マークもないし厳しそうな表示もない・・・がっ!
ギボシ 同じくギボシと歩を進める先行者
鎖場の連続でへつりも数か所・・・基本通りに進めば問題は無いか、一般ルートとしては中の上ぐらいの難度ではある。
アルプスとしては良くある程度の難度。高所恐怖症の私としては、慎重に行動しようと腹を固める必要があった。
特にギボシのピークをまいて進む、へつりの部分が嫌みだ。がっ鎖は着いているので滑落することは無い。
ギボシの鎖場 中央に権現小屋。右に権現岳頂上。左に赤岳へのキレット
振り返るとノロシバからの登山者
八ヶ岳全ルート踏破を目指して、唯一残している核心部がここ! キレットである。人によっては大したことは無い
というが、あまり喜んで歩きたい場所ではない。
近い将来に歩くことになるので、しっかり観察。長いなあ~! コースタイムでは3時間とある。
よく検討して・・・結局キレット小屋で泊まりを挟むのが無難だと結論を得た。
旭岳と阿弥陀岳。赤岳は雲に隠れる。
権現小屋 権現岳山頂
核心部を無事に切り抜けると権現小屋。閉まっていて・・・ここで停まる人は入そうにないなあ。中途半端な位置だと思った。
小屋の写真の屋根の上に切り立っている岩が権現のピークだ。小屋からは数分。
権現のピークも2度目だ。
ピークから望むとギボシの山頂で憩う後続者と、巻き道をヘツル後続者が見える。
ガスが谷底から吹き上がってくるのが、谷底に吸い込まれそうな恐怖を和らげてくれる。
権現岳からギボシをトラバースする登山者を望む。ピークを通る登山者も
権現から降りて、ちょうど一緒になった前後して歩いていた若い女性と食事。山談義が楽しい。
学校の先生のようだ。彼女も三つ頭から観音平へ下山すると言うが、できれば私の後ろを歩いてもらいたい。
健脚の彼女は先に下って行った。
後を追うが引き離されるばかり。しかし木戸口公園の手前でバーさんグループを捕える。
これで事故があったとしても、後続者の存在で安心できる。
このコースを歩くと決めたときに、最も不安だったことが解消できた。
こんなコースでも歩く人が結構いることに驚く。
前回の渋御殿湯から高見石小屋までのコースは、全く私一人の歩きだったから・・・。
この後の観音平までも長かったなあ。
木戸口公園付近からの編笠山 木戸口公園。三ツ頭からの下りコース全体の4分の一ほど
笹すべりは下りコースの中間点 この分岐に神社があるはずなのに? 見当たらず
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