今回の関西の旅の口開けが室生寺でした。
女人高野と言われてきました。
その昔、高野山は女人禁制でお参りは叶わず、女性はそのかわりとしてこの室生寺お参りしたのだそうです。
室生寺の御本尊が如意輪観音様でしたから、ついさっきまで西国霊場三十三カ所の一つと思ってました。
嘘を書いちゃいけないと思って調べたら、入っていません。調べて良かったです。
この寺の素晴らしさは・・・3つある国宝もさることながら、季節ごとの自然とのマッチング。
三つの国宝とはまず最初に奉拝する金堂。平安時代の創建。
御本尊は釈迦如来。
その向かって右側に我が家としては深い縁を結びたい仏様の薬師如来が。
そして運慶の作とされる十二神将の仏様たちは、表情や掘りの細やかさなど素晴らしいものでしたが、如何せん遠すぎ!
もっと近くで見せてほしい。
さらには四体の神将は何処かに出張中でした。
そして本堂も国宝。御本尊の如意輪観音様は国立博物館に出張中で・・・奈良ではなく東京で見る事が出来るのでした。
そしてもう一つの国宝が五重塔。これも平安時代の創建。
高さが16メートルと、他の寺院の塔に比較すると小さく、屋外に建つものとしては最小だとか。
朱に塗られた柱と白壁の対比が美しく、国宝らしい荘厳さも感じられる。
埼玉には国宝は僅かに妻沼の聖天様ただ一つ。
しかし関西には一つの寺院だけで国宝がゴロゴロ。
歴史が違うんですね。
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