室生寺を訪ねた日の午後、長谷寺に向かいました。
数十分の範囲で、今回の旅では一番短い移動距離です。
長谷寺と言えば西国三十三霊場の八番。
真言宗豊山派の総本山です。
観音霊場八番ですから、御本尊様は「十一面観世音菩薩」
高さは10メートル余りで、3日間で彫り上げたと伝えられています。
残念ながら重要文化財で、国宝には指定されていません。
仁王門を入るとそこには登廊≪のぼりろう≫があって、いかにも名刹と言う雰囲気。
全体で300段ほどの階段を登って行きます。
大晦日の夜には階段の両脇に提灯の明かりがともされる万燈会≪まんとうえ≫が行われ、それはそれは荘厳な雰囲気だそうですから、その時ほど見に行きたいものです。
登廊を登り切ると本堂が目の前に現れます。
この本堂が国宝です。
反対側には小さな清水の舞台のようにしつらえてあります。
舞台は間口が9間で奥行きが5間だそうです。
実際には清水に行ったことが無いので、比較はできていません。
そして境内を散策しながら進むと、ここにも五重塔。
見るからに歴史を感じます・・・が、実際には昭和29年、戦後日本で初めて建立されたものです。
昭和の名塔・・・と呼ばれているそうです。
雰囲気のある良いお寺さんですが、国道から細い山道に入って20分ほど走ります。
門前町の中の道は、狭くてすれ違いができないほどの道。
門前町の雰囲気も楽しみたかったのですが、そんな訳で車を停められませんでした。
確かに訪ねはしましたが、法華経や銅板法華説相図といった国宝も見る事が出来ませんでした。
御朱印帳へのスタンプラリー・・・と言う感もあります。
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