ここのところ毎日テレビで報じられる新燃岳ですが、皆さんにはあまり馴染みの無い山名だと思います。知っていたら相当の山通か火山学者でしょう。日本百名山を目指している人でも知らない人が沢山いるはずです。
春になるとツツジが山肌を覆う壮観さが素晴らしく、深田久弥の選定基準もそのあたりだと思います。日本百名山の霧島連峰のど真ん中に位置していますが、霧島山という名はご存知でも個別の嶺々である新燃岳や韓国岳は、縦走を考えて地図を穴があくほど見つめた方しか頭に残っていないのでは無いでしょうか。
この縦走コースは標高こそ低いもののダイナミックな景観で人気が高く、特にツツジの時期には圧倒的な人気を誇っています。私も昨年は計画に入っていた山でしたが、家内の体調不良や息子が生死の境を彷徨うドタバタで諦めていた山なのです。
ですから今年は何としても行くはずの山でしたが・・・これで登山禁止は確実の様相ですから今年も諦めざるを得ません。何でもそうですが行ける時には行っておかないと・・・やれるときにやっておかないと、こうしたアクシデントに見舞われてしまいます。
けっして焦っているわけではありませんが、常々私の発言が焦っているような表現と感じられるのは、こんな経験が多いからなんです。そこには、人生・・・ず~っとチャンスを逃し続けてきた男の実感が感じられるはずです。
今年はとりあえず九州北部の百名山をやっつけて置いて、解除されてから南部の開聞岳などとやりましょうか。一度に九州の5座を考えていましたが、これで迷うことなく二度に分けてチャレンジが出来ます。
それにしても宮崎を始めとする災害地域の皆さんがお気の毒です。口帝疫を初めとして、鳥インフルエンザ・毎年の台風被害、果ては火山まで追い討ちをかけています。
どうしてこんなに辛いことばかりおきてしまうのでしょうか・・・慰めの言葉もありません。
北国を見ればドカ雪でお年寄りが除雪で苦闘しています。関東はなんて平和なんでしょう。
やっぱり関東の税収を地方に回しましょうよ、皆さん。ふるさと納税などをどんどん推進しましょうよ。私は福島県のY町にしていますが、宮崎にも一箇所増やす事にしました。
思い出しますが・・・ウィルスの万延を防ぐために牛を殺処分しました。あの時飼い主の皆さんの涙が本当に辛かったです。我が家も牧場でしたから、病気で死んでいく牛を何度も見送りました。それでさえ辛いのに・・・その子には感染しているかどうかもわからないまま殺さなければならない悔しさ・・・やり場の無い怒りと悲しみがこみ上げていたはずです。
何処の牧場でも【基礎牛】と言う牛を飼っています。この牛の系統を種牛と交配して増やして行く役目を担っている牛なんです。ですから自分の家の生活を支え、繁栄をもたらしてくれて、一緒に家族として暮らしている親であり兄弟であり子供のような存在です。
その牛を殺処分しなければならなかったんです。ペットでさえあんなに辛いのに・・・あの方達の涙は・・・そういう家族を失った断腸の涙だったんです。
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