滋賀・米原 醒ヶ井宿
中山道61番目の宿場である。宿内を流れる地蔵川は梅花藻が繁茂するほどの清流で、川水の綺麗さが際立っている。
名前の由来になったのは、日本書紀の日本武尊伝説の居醒泉の湧き水で、この豊富な湧水が旅人に安らぎを与え、休憩場所として定着していったのだろう。
全国的にも珍しい完全な形で残されている問屋場が、宿駅の中心になって宿場が発展したようだ。
番場宿方向に進んだ宿外れに、橋で地蔵川を渡る。その橋の袂に現役で活躍する建物がある。
八百屋を営んでいるこの建物が、一見の価値がある。