このところニュースで連日【熊出没】を報じています。今度は福井の中学校とか。大野と言えば私は荒島岳が思い浮かびます。深いブナの森が育まれ、熊が生息している事は容易に判断できるほどの山です。
数年前の荒島岳登山の日は暗いうちから行動したので、今思い起こすと確かに熊の心配をしながら登っていました。霧がブナの森を覆い目の前に熊が飛び出してくるような・・・不気味な登山だったと記憶しています。
荒れ模様の天気の中で頂上付近の根曲がり竹を、頑張って採って帰りました。前夜は徳島からバスでやってきた某氏(ホロホロⅢ世)と飲めない酒を飲みすぎて・・・翌日の下山後は胃痛で転げ回っていたのが荒島岳の思い出です。
それにしても熊の被害も深刻になっています。人体への被害では熊が注目されますが、畑などへの被害ではイノシシ・鹿・猿など見過ごして置けない状況です。
駆除を依頼された猟友会の方がインタビューに答えていましたが、会員は激減ししかも高齢で依頼のすべてには対応できる能力が無いそうです。
かといって行政は手をこまねいているばかり。そんな中で富山では市の職員に猟銃の免許を取らせて対応しようとしています。
でもね・・・本来業務を放り投げて熊を追いかけていたら・・・またマスコミの皆さんの良い標的になりますよ。内地は月の輪熊だけですからまだまた余裕で構えられますが、北海道は肉食獣最大のヒグマですから、対策が急がれています。
どうしたら被害を無くせるのでしょうか。とりあえずは個体数を減らす事意外には考えられません。手段としては我々が食料としての価値を見直すことです。そしてこうした鳥獣を供給する方たちが職業として成り立てば、この自然界の生態系は一旦正しい方向に機能します。
私の友達がブログに『罠で鳥を獲って食べている』と書いたら、保健所に通報されました。昔はみんなが獲って食べていたのに・・・今、家にカラスが住み着いても駆除したら法律違反になってしまいます。私は危険なものは絶滅するのも(強い生物が弱い生物を駆逐する)自然界の摂理だと考えています。だから駆除はあって良いんですよ。
行き過ぎた自然保護・環境保護がひずみのある生態系を、ひいては先の無い地球を作っていませんかね~。
職の無い若者が街に溢れ、無秩序な世界がもう目の前に迫っている時代・・・前にも言いましたが【マタギ育成プロジェクト】・・・一考の価値がありそうです。
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