出かける用事があったので、朝暑くなる前に庭の草取りを終わらせようと早くから外に出てました。お蔭で庭が見られる状態になりました。
それにしても手を抜きすぎてました。6月になって5回も山に登り、川釣りにも1回。少しは家の事もしないといけません。
抜いた草は道路に広げて乾燥させ、夕方になって蚊と喧嘩しながらゴミ袋に入れました。本当に目ざといやつらで、外に出た途端に襲ってきました。
さて雲取山ですが、三峰神社から霧藻ガ峰までの登りは1時間弱。暗い杉林の中を登るので楽しくはありません。晴れていてもガスっていても、ほとんど関係なし。
ところが一旦下ったお清平からは、ミズナラやブナの広葉樹林帯の中を登って行きます。前回は秋でしたが、このあたりの紅葉がとても良かったと記憶しています。
ミズナラやブナの林
霧藻ガ峰山頂付近には県営の休憩小屋があります。ここでトイレも使えます。かつては売店もあって管理人がいたのですが、今は閉鎖されているのか鍵締めで管理人は不在でした。
10年ほど前に登った時、管理人が秩父宮様のレリーフに『500万円かかった』と言っていたのを思い出しました。
『別にあなたが出したわけじゃないでしょう。県の予算でしょ』と思ったのですが、大人ですから特段議論はしませんでした。
その思い出の秩父宮殿下・妃殿下のレリーフです。昭和天皇に良く似ていらっしゃいます。今上陛下にも面影が感じられます。値段だけあって良く表情をとらえています。
秩父の山では事故が多いと前回も言いました。アルプスや谷川岳は確かに数百メートルも転落するような場所が沢山あります。
しかしそれは秩父でも同じで、悪場は結構あります。
雲取山へのコースでは、【前白岩山の肩】と言う場所から【白岩山】を越えて【芋の木ドッケ】と言う場所までに、落ちたら死ぬ場所が数か所あります。
白岩山前後の悪場は細い登山道の脇が切れ落ちていて、数百メートルの崖になっています。山ガールがいても、目をそっちにやってはいけません。
確り足元を見て歩いてください。と言っていて私が落ちたら『山ガールを見てた』と疑われそうです。
ところで【芋の木ドッケ】って面白いでしょ。ちゃんと意味があるんです。
芋の木とはコシアブラの事で、このあたりに多く生えていたそうです。その木が多い突起状の場所・・・と言う事だったとか。【突起(とっき)】がなまって【ドッケ】に。
山ではそういう呼称が多いですね。そんな事を知るのも、楽しみの一つになります。
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