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光岳

百名山・南アルプス

すれ違う人に聞くと前夜の光小屋はガラガラの状態で、気持ちよく寝られたそうです。でもこの小屋は・・・いろんな条件がありすぎ。

50歳以上で、3人以下で、3時前に受付しないと食事を出してくれないんです。だから敬遠する人も確かに多いはずです。特にツアーは当然3人以上になるので、泊まりは不可能。

泊れたら泊るのも手ですが、私としては長大なコースを歩く事でこの山の良さを知りましたから、茶臼小屋に泊まって光岳を目指したのは正解でした。

昨日も言いましたが・・・百名山に入って良い山だと思ってます。逆に言うと眺望なんて隣の山から見ても同じようなロケーションが展開します。アルプスは似たような風景にならざるを得ないんです。

山の評価は【麓から山頂まで】のすべての要素を、楽しみそして苦しんだ結果だと思うのです。

それにしても・・・誰もやって来ない。写真が写せないのです。光石まで7分・・・と書いてあるので行ってこようかとも思ったり。

しかし、その間に誰か来て帰ってしまったら・・・と思うと動けずに、ずっと山頂で待ってました。展望台からは光石が良く見えます。

この石が光って見えた事から光岳(てかりだけ)と呼ばれるようになったそうです。
1時間待って・・・下山を開始して小屋まで戻ると、やっと夫婦の登山者が来ましたが・・・もう戻る気力は失せてました。

帰路は登りが多くなるコースで、易老岳、喜望峰、茶臼岳と3か所の難所が待っています。焦らずゆっくりたどり着く事だけを考えてました。

易老岳まで戻ったら、集団で何か作業をしています。地元の川俣山岳会(?)が古くなった易老岳の看板を立て変えていました。

勝手に割り込んでお手伝い・・・そして写真を撮ってあげたり、写してもらったり。この看板と一緒に写った最初の登山者になりました。

この日は土曜日・・・小屋はイモを洗うような混雑。でも昨日からの連泊で1番と言う場所を確保できてました。小屋番さんに感謝です。

しかも隣はイビキをかく人だと昼寝の段階で判ってましたから、今日は私が【寝たもの勝ち】で寝てやろうと腹をくくってました。

夕食・・・小屋番さんが百名山達成を祝ってくれて、ビールをサービスしてくれました。のんべーですからビールは嬉しいのですが、それよりもその気遣いが嬉しかったです。

500ccをくれたのですが、この日はきついコースを無理をして歩いていたので心臓が心配。ビールを飲んで血液の循環が良くなると、心臓の負担が増すはずです。

事実ね韓国岳での発作は、ビールが良くなかったと思ってますから・・・350ccで良いです!

謙虚にそう言って変えて貰いました。ヨダレが流れてましたけど。

この日の小屋の混雑は寝返りも打てないほどで、上を向いたまま固まって寝てました。その割には良く寝ましたけど・・・翌日は下山するだけという安心感が眠りを誘ったと思います。

特にテン場は全くなくなり、トイレの前やら小屋の前の通路にまで張られてました。迷った結果、テントにしないで正解でした。翌早朝、何張かのテントが撤収された後のテン場の風景です。

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