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消えた特徴

リタイヤ生活

前々から予約してあった息子の美容室へ。10時の予定でしたが、妻が早めにトリマーさんに預けて買い物に行きたいと・・・。

着いたら既にお店は開いていて受け取ってもらうと、その足で隣町の道の駅に直行。

昨年までは【もらい物の野菜】と我が家の【猫の額】のような畑でとれた野菜で、年寄二人には充分の量でした。

でも引っ越したお蔭でまだ野菜を貰える人脈もできず、猫の額でも収穫できず・・・野菜欠乏症です。

隣町の道の駅は開設当初から地元農家の野菜が、生産者を明示して販売する方法がヒットして大盛況。

一昔前まで押すな押すなの人ごみ。駐車場に入るにも渋滞と言うほどでした。

4・5年ぶりあるいは2・3年ぶりか忘れるほど行ってませんでしたが、今回行って見て・・・ガッカリよりも・・・驚きました。

ほとんどか大型トラックで全国の野菜を搬送して陳列する、大手の八百屋さんがスペースを占有してました。

地元の方のコーナーは場所としては真ん中ですが、スペースとしてはほんの僅か。

生産者の顔写真がセピア色に変色して、虚しく・・・壁に貼られていました。何年貼り替えられていないのでしょう。

野菜の袋に印字された生産者番号を頼りに生産者を探すのですが、そんな番号の方の写真はありません。

どうしてこんなことに。想像するに・・・道の駅としては生産者が出品してくれないと、はるばる遠くから買いに来た客からクレームが出るので、スペースをどんな手段かで埋めざるを得ないからプロを活用する。

ではどうして地元の方は出品しなくなったのか?

当初は新鮮さがウリですから、少々の曲りや傷はお客も気にせず買ってくれた。ところがだんだん慢性化すると・・・品質をチェックしないで陳列するようになり。

客からのクレームに道の駅側も対策をせずには済まなくて、厳しく反応せざるを得なかった?

そんなところから生産者と道の駅の価値観が乖離したのでは。

あるいはまったく違って・・・道の駅が求めるものが生産者にとって、農協や直販業界に出すメリットに遥かに及ばない。

最近は畑まで引き取りに来てくれる流通システムに、農協なども席巻されているようです。天下の農協もうかうかできないようです。

なにしろ隣町はブランド野菜の産地で、道の駅もそれを取り込んで物凄い勢いだったのですが・・・。

道の駅も所詮は役所ですからね。駅長と言えば我が親分もそうですが、役人の第2・第3の職場ですから。

オリジナリティや特徴をフルに生かしてリピーターを獲得しないと、単なる旅行者のトイレ付宿泊所に成り下がります。

ネットなどで注文したり、定期的に届けるシステムの流通機構の勢いは凄くて、畑で収穫するシーンを動画で配信したりするとか。

天下って安穏としている役人さんでは、とても太刀打ちできない時代かもしれません。

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