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切れない縁

雑感

先日、岩手に友の葬儀で出かけたときの事。

葬祭ホールで同級生の博子さん(仮称)に会って・・・。

彼女の【旦那さんが4月に亡くなった】ことは、6月の喜寿の祝いの席で聞いていました。

同然、亡くなられた時点では何も聞いていなかったので、ご焼香は無論のこと弔電の一つもできていませんでした。

彼女とは小学校からの同級生で、父親同士も特別な縁でした。

80歳を過ぎていたわが父は、毎月、かつての同級生4人で食事会をしていました。

これは田舎では大勢の人が知る話題で、うらやましがられることを4人も大いに喜んでいました。

そのうちの一人が、息子同士も親友のお父さんの喜八さん(仮称)。

そしてこの彼女のお父さんの時雄さん(仮称)も。

もう一人の父の同級生で食事会仲間、健太郎さん(仮称)の娘の恵美さん(仮称)も私と同級生。

とにかく父親4人もそうですが・・・その子供たちの私たち4人も同級生だったのが不思議。

田舎のことですから狭い社会でしたが、たまにしか帰らない私でも親交が当たり前のように保たれて・・・恵まれていました。

同級生の4人の子供が同級生なんて・・・なんとも不思議な縁でしょう!

十数年食事会は続いていましたから、子供たちも会えばそんな話題・・・が親交を深めてくれました。

私たちも仲が良くて・・・父親たちの様に食事会を続けたいほど。

最初に94歳で私の父が鬼籍に入り、残った3人は100歳近くまで元気でした。

彼女 のお父さんは4人の最後に亡くなられたのでしたが、100歳を超えました。

この時も何せ岩手でのことで情報もスムーズには届かず、気が付いたときはタイミングがずれすぎていました。

でも・・・なにもできなかったことが、ずーっと気にはかかっていたのです。

私の父や母が亡くなった時は、親たちは当然ですが私の同級生である子供たちも焼香に来てくれていて・・・。

何もできなかった思いが、なにか重しが載っているように心の負担になっていました。

そんな時に彼女の御主人のご逝去の報でしたから、何かお悔やみのしるしと思ってお線香を送らせていただいたのです。

今日、お礼の電話があって、少し話しましたが・・・饒舌な彼女らしく気落ちがしていない風には聞こえましたが・・・。

ご主人を亡くしてわずかな時間ですから、心では泣いているでしょう・・・きっと。

一日も早く元気を取り戻してね・・・そんな気持ちで電話を切りました。

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