警察が捜索に入り発見したご遺体は、襲われた東京の青年と判明。
性別が解らないほど下半身が損傷していたと・・・。
藪に引き込まれたと言うことで、こういう結果は想定できました。
ご冥福をお祈りします。合掌
被害があった展望台付近はアリの巣が多く、ヒグマがそれを食べに来るので出会いますとはっきり広報しています。
私のホームページの日本百名山のコンテンツに、北海道のトムラウシや羅臼岳の記事がありますけど。
どんな思いで登山しているかが解ってもらえますので、是非一読していただけたらと思います。
北海道で登山をすると言うことは、こういうことなのです。
知床・羅臼には数百頭のヒグマが生息していると言われています。
花の百名山の硫黄岳は羅臼岳から縦走するのが一般的ですが、とてもできませんでしたから硫黄岳は未踏です。
何処でも会う可能性があるので、斜里町なども注意を促していますが・・・それだけで十分ではないでしょう。
熊除けスプレーなども登山口で簡単に借りられるシステムだとか、登山者にもっと注意を喚起するとか・・・。
レンジャーの配置は無理なんでしょうかね?
全国の駆除反対者からご寄付を頂き、レンジャーの給与に当てる方法も考えられます。
尊いヒグマの命が守れるなら寄付も積極的にできるのではないでしょうか!
前にも言いましたが・・・昨日も出たし今日も出た・・・と広報すべき。
1か月も前の日付で【クマが出たので注意】という広報が、逆に緊張感をなくさせています。
昨日の被害者は【クマ除けスプレー】を持っていたようですが・・・使用する暇があったのでしょうか?
いきなり襲い掛かられて使うことが出来なかったのではないか・・・。
あるいは一度は噴射していたような情報もあって、そのうえで執拗に付け回されていたようです。
私も【ヒグマに出会ったらこうしよう】とシュミレーションを重ねて北海道登山に臨みましたが、実際に出会ったら固まってしまって何も考えられず・・・。
運よくヒグマが自分で去って行ってくれましたから、今こうしてブログに蘊蓄をアップできてます。
行政の対応に一言・・・。
熊に出会ったことをどこに届ければいいですか?・・・と聞いたんです。
毎日出ているなんて知りませんでしたから・・・1か月前に出て、そして今日私が出会ったと思っていましたから。
そしたら窓口は「届けなくていいですよ。毎日出てますから」って。
でも看板には7月3日に出たとなってたのになあ・・・? 1か月近くも前の話ですから。
「届け出られて・・・危険だからと登山道を閉鎖したら、全国から百名山を登るためにやって来た人が困るでしょう!」と。
確かにそうなんです・・・そこが難しい点です。
結局は自己責任と言うことで、登るしかないのです。
駆除禁止を訴える人たちは、登山なんかよりヒグマの命・・・と叫びそうですが。
確かに趣味程度の登山なら、熊の命の方が重いかもしれません。
ですが生活を脅かされる住民にとっては話の方向が違います。
通学する子供たちの近くをヒグマが徘徊する状況は、明らかに間違っています。
駆除反対を叫ぶ人たち・・・ぜひご自分の子供さんをヒグマが徘徊する環境で通学させてください。
そのうえで話しませんか?
山に返せばいい・・・っていうけど、また出てきますよ。
ツキノワとヒグマは全く別の生物だと解っていない・・・きっと。
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