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宮ノ浦岳登山

百名山・九州

都合4日間の日程でしたから、1日雨に降られても十分登頂して帰れるはずでした。甘かった・・・というか、この時期の九州を選んだのは、ほぼ無謀に近かった。

到着した日の雨が凄くて・・・まるで南洋諸島のスコールでした。泊まったホテルの私の部屋が川がぶつかってくるような位置だったのですが、護岸が崩れるのでは・・・と心配になるほど。

不安になるでしょう・・・私でなくとも。夜中に寝入っている時に増水したら、ホテルの人は起きているのでしょうか?  そんなんでおちおち寝ても居られません。

翌日の平水時の写真も乗せときます。大潮だったこともありますが・・・あまりに違うでしょう。ロビーからの写真でちょっと角度が違っていますが、違いをお分かり頂けると思います。

とにかく屋久島の雨はすごくって、とうとう翌日の登山は止める事にして眠りにつきました。朝起きるといまだに強い雨。止めといて正解でした。

とっ思ったのですが山の上はいざ知らず、下界では8時ごろからは薄日が射したり小雨が落ちてきたりの天候でした。

お蔭でたっぷり島内観光ができました。ガジュマル園、ウミガメ産卵地、大川の滝、平内海中温泉・・・・・でも宿に戻って後悔することに。この日に登っておけばよかった・・・っと。

何と翌日は大変な雨の予報だったんです。二度と訪れることが無いであろう地ですから、島内観光ができた事が良かったと理解するしかありません。

日程的にはもう余裕が無く、天候が悪くなると判っていて山に登るのも・・・あまり楽しくはありませんが、運にかけるしかないのかなー。

妻に相談して、最悪の場合は滞在を延期することにしました。飛行機代はパックなので欠航以外は変更できず、数万円を捨てる事になります。でもまた埼玉から出かけてくる元気は湧かないので、100名山も99座で終わる事になりそう・・・それよりは良いか。

見かねた相棒が『5万円あげるから何日でも待って登頂して帰ってこい』って言ってくれて。
よろこんで甘える事にしました。

でもとりあえず登山口までは行って見よう・・・眠れない夜でまんじりともしない時間が過ぎていって、3時半に起きだして準備。雨は夕べからここまで全く降っていません。かすかな期待が・・・。

何とかなるかなーー・・・って思った矢先にバケツをひっくり返したような雨。ザックを車に積む間にもずぶ濡れでした。

起きた以上は何が何でも登山口まで行こう。1時間かけて淀川口へ。5時から登るはずでしたが、とてもの事に土砂降りの中は気後れして。

待っていたご夫婦やタクシーで来た縦走者と、トイレの軒下で話しながら一時間ほど待っていました。ご夫婦は諦めて帰ったのですが、代わりにプロのガイドさんがそれぞれお客を連れて二人。

これで大分心強くなりました。いずれのガイドも山頂を往復で案内するとか。万が一怪我などがあっても、ガイドが連れている客の登山者より私が健脚なら、前を進むことができます。後から来て発見してもらえる・・・!!   見殺しにはしないでしょう、きっと!!

更に・・・何と悪い事に・・・6時頃に雨が止んでしまったんです。これでその気になってしまいました。何時かは絶対降られると判っていて・・・。みんな私の行動を心配しているだろうなーーと思いながらも。

何時降るか・・・何時降るか・・・それを考えながら歩いてました。でもとうとう3時間半かかった山頂まで降ることは無く、下山して2時間・・・淀川小屋に着くまで降られずに済みました。ロケーションは最悪ですが、天候にはまだ・・・救われました。

ところが小屋で食事休憩をしていると・・・とうとうやってきました。もの凄い強烈なヤツで小屋の中まで吹き込んでくるほど。

30分も待ったのですが止む気配はなく、しびれを切らして土砂降りの中を下山します。一緒に休んでいた10人ほどのパーティも、この方たちは途中で断念して戻ってきたのですが、私の後を追って下山してきました。

こんな雨だとカッパなんて役に立ちません。登山道は川のようだし、頭のてっぺんから靴の中まで・・・泳いだようなもんです。記憶に残る登山・・・って相棒も、妻も言うけど・・・やっぱり楽しくは無いな~~!

相棒が50.000円くれると言うので、滞在を延長して登ったことにしますから、無理して強行したことは内緒にしてください。
下山した時の登山口の様子です。車の屋根に跳ねるしぶきで、雨の強さが解りますか?

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