我が家の重要な行事の一つで、三十数年欠かしたことがありません。
護摩祈祷の燃え盛る炎が心を昇華させてくれる・・・そんな感覚に包まれます。
リズミカルな太鼓と般若心経の響きが、なんとも・・・荘厳。
不動尊がある棚倉町の隣の塙町。道の駅をいつも利用します。
棚倉町までここからだと10分で到着。さらに不動尊まで5分ほど。
朝一番の御祈祷をお願いしたので、私たち夫婦二人だけでした。
密にならないように、それを狙っていたのですから正解でした。
祈祷が終わり・・・住職が「遠路はるばるご苦労様でした」と、声をかけられたのは初めてです。
コロナ禍で今年は皆さんの参拝が出遅れで、昨日などは黒山の人だったそうです。
名称は石堂山徳善院明王密寺。
807年に弘法大師の開基と言われています。
東北三十六不動尊霊場三十五番札所です。
40年近くも通っていると、こんな遅くなった年もあります。
この時季は境内にカタクリやショウジョウバカマが咲くので、記憶に残るのです。
ショウジョウバカマと言えば高山植物ですから、この程度の標高で目にするのは珍しいのです。
こんな花です。カタクリ。
奥の院へは数十段の石段を登り、今にも大岩が落ちてきそうな・・・そんな岩窟を目指します。
これまでに何度か奉拝しているので、足腰が不自由な今回は止めておきました。
足を滑らせたら一巻の終わりですから。
それにしても弘法大師様はすごいことをなさったものです。
コメント