避難生活中の南相馬市民の方の最後のコメントは
『菅総理の最後のバラ撒きが放射能にならないことを願う』という悲壮感漂うものでした。
普段なら笑い話になるような風刺ですが、避難されている方々の境遇を思うと何とも辛い。
今日になって皮肉は皮肉ですまなくなってしまいました。ほうれん草や水道水からも検出されています。どうにもヨウ素は東電と菅さんと枝野さんの意思に拘らずばら撒かれてしまいました。こんなアホどもにコメントするのも腹立たしいのですが・・・。
私は今回の第一報に触れたとき・・・早く電源を確保しろ・・・と叫んでいました。妻は『お父さん、プロがやっているんだから・・・』と私の態度に呆れていましたが、結果としてはちっともプロの仕事ではありませんでした。あの段階なら放射能の被曝量も影響ない程度だったでしょう。
警視庁の放水車などを使わず、高層マンション火災などに対応できるポンプ車と言っていたのですが、流石に東京消防庁はプロ中のプロでした。
今日の放水後の会見では不条理な理由で隊員を危険な目に合わせてしまった隊長が、家族に詫びていました。何ともやるせない感情だっただったと思います。
感心したのは12日からこの対応をシュミレーションして検討を重ねていたというのです。国が全く機能しない中で・・・政治家が政治家としての使命を果たせない中、実に高いモチベーションを維持して、使命を果たしました。
こんな不条理は聞いた事がありません。レスキュー隊員には被曝の影響が皆無であってほしいと願って止みません。
ハイパーのこの組織は数年前に北海道でトンネルが潰れた時、岩の下から子供を救い出したチームです。本当に命を賭して最前線で戦っています。
ここのところいろんなチャンネルで、東電か協力会社の家族からのメールが紹介されます。
『社員も現場で命をかけてがんばっているのを分ってほしい』
確かに努力はしているでしょう。でもそれは謂われなく不条理なものではありません。
どちらかというとどんなに辛くても・・・命の危険があっても本来あなた方がやらなければならない事なのです。少なくても我々と同じ単純な被害者ではありません。そんな話は社長にでもしてください。
でも社員が悪いわけではなく、初動判断を誤ったトップの責任です。また東電だけが悪者ではなく原発を食い物にしてヌクヌクとしていた学者や設置メーカー、そして漫然と原発の電力に依存してきた産業界や我々一人一人の責任でもあります。次世代のために確りとした未来の青写真を考えるのが我々の使命です。
磐木市で取り残された弱者がもう限界に達しています。風評被害と言えるかどうか分りませんが、多くの人が逃げ去るなか年寄りの入所者を抱えて途方に暮れている施設があります。
食料も水も医薬品も無く、更には放射能汚染の恐浮ニ戦いながら非難できない人々に、政治・政府は何もしていません。
政治主導で一刻も早く大勢の人手を確保して、あのような施設を救済すべきなのですが国会議員は何処にいるのでしょう。民主党の誰があのような現状を把握する責任を担っているのですか。誰かがやっている・・・感覚なのでしょうか。普段テレビでえらそうに・・・政治主導などとほざいて、やっていることはこんな体たらくです。
政治家の数を減らしましょう。給料も大幅に減額しましょう。昔から政治は『井戸塀(いどべい)』と言われて来ました。政治家をやっていたら井戸と塀しか残らない・・・と言う意味なのです。政治家とは手弁当で無ければなりません。本来政治を志すものは使命感に富んでいるべきなのですが、この場合『志』があるだけではありません。当然『使命を果たす』という意味なのです。ハイパーチームのように・・・。政治家にチームの爪の垢を煎じて飲ませたい思いは私だけですか。
ここのところ毎日同じ論調で申しわけありません。
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