戻ってから一週間も過ぎてしまって・・・『鉄は熱いうちに打て』と言います。旅してきた本人も熱が冷めてからアップするのですから、新鮮な香りをお届けするのは無理だと思います。しかし私自身の日記でもありますのでご容赦ください。
中山道の記録は是非・・・私のホームページ【やどろくが行く百名山→→中山道いろいろ旅】でお楽しみください。ブログでは遊び方や気が付いたことを報告します。
私たちの旅はほとんどの場合で、宿を予約して泊ることはありません。今回も車の中で寝泊まりして足かけ5日間を過ごしました。ワンボックスでは狭くて大変では・・・という疑問が湧くと思いますが、当然狭いよりは広いほうが望ましい。しかしあまり困ったことはありません。
今回も2日目は土砂降りの雨でとても中山道を歩こうという気分にはなれず、夕方まで近くの日帰り温泉施設【ささゆりの湯】に避難していました。休憩室のテーブルを確保して一日まったりとして過ごしました。そして夜は道の駅に戻ってまた寝るのです。
食事は中山道の峠道を歩くのですから・・・コンビニなんてあるはずもなく、その日の夕食と翌日の朝食・昼食まで含めて買ってしまいます。当然ほんの少しのアルコールも・・・。
中部地方では【バロー】というスーパーがどこに行ってもあります。そこでパンやおにぎり、お刺身・みそ串カツ・・・・十分楽しい食事が二人で一日分2.000~3.000円程度です。
申し訳ないのですが4~5日なら宿に泊まろうという気になりません。十分満足の旅でした。
充電しておいたDVD再生器で韓流を10時ごろまで見ると寝ます。このころには道の駅で夜を明かすことになる車はほとんど眠りにつきます。
この時間でも騒いでいる車もたまにはいるのですが、ほとんど日付が変わる前にいなくなります。
コンロと鍋釜そして魔法瓶タイプのポットがあれば、狭い車内も楽しい空間・・・夫婦二人ならこれで充分、特別なものは何にもいりません。究極の話としては・・・長い旅ではありませんので、キャンピングカーである必要はありません。流石に長い旅をする時には検討しますが、たぶん私たち夫婦は決断できないと思います。
宿場間を移動して車を回収する時に使う自転車も持って行きましたが、夜は助手席に移動します。助手席の足元には段ボール一個が収納できますから、雑貨類はそこにしまいます。
ザックや靴、コンロ・水・食糧・・・ほとんどが座席の下に収納できます。
もちろん目的は中山道を歩くことですが、雨の二日目は明智線の明智駅近くの【大正の街並み】も見学してきました。予定していた犬山城までは足を延ばせませんでしたが、ちっとも残念ではなく、むしろ次回の目標ができて喜んでいます。
このようにフレキシブルで偶然の連続のような旅は、私たち夫婦のスタンスにぴったりとマッチしているのです。
本命の中山道も3日間で約48キロを踏破しました。京都まであと160キロぐらいと思います。ゴールの日は旗を振って迎えてください。期待しています。
今回はJRの路線から離れた大湫宿や細久手宿でしたから、車の回収には自転車が必須のアイテムでした。だってバスだって無いような隔絶された世界なんです。そうでないと宿場なんて開発の手から逃れることなんてできません。
自転車で大湫宿から釜戸駅に向かうのに4キロも頑張らないと・・・と苦労を覚悟していたのですが、なんとほとんど駅に向かって30度以上の下りなんです。自分でペダルを踏むことはありませんでした。文明の利器、自転車の力は恐るべし・・・です。
ルンルン気分で余裕をこいていたら、10秒の差で電車に発たれてしまいました。それも私たちの旅です。
でも・・・延々と登った十三峠ではなまった身体に活を入れてくれるような汗をかき、そのあとの自転車の下りは頬を切る風の心地よさ・・・こんな旅があるんですよ。
写真は十三峠を自転車を押して登る私です。
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