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玉川温泉

朝8時に玉川温泉を出発し・・・秋色の気配が見える仙岩路を快調な気分で走り抜けました。岩手の実家に寄ると母と兄は部屋で寝ていましたから、起こさずに顔だけ見て帰途につきました。母に私の顔を見せられないのが心残りではあります。

今回の玉川温泉湯治はいつもより短くて、6日間でした。おまけに台風が連れて来た雨雲の影響でほぼ毎日が雨。23日になってやっと確り晴れ間を見ることができました。
したがって岩盤浴はほとんどできませんでした。

玉川温泉の湯治に何故毎年通うのか疑問だと思います。玉川温泉には世界でも2か所でしか発見されていない【北投石】がある場所です。北投石とはラジウムが蓄積された石・・・と思ってください。この石から出される放射線が玉川温泉一帯を覆っているのです。

微量の放射線は細胞の免疫力を高めると考えられていますから、病気治療に取り組む人が湯治に訪れます。福島原発の事故の時にアホな大臣が『放射能でかえって健康になれる』と発言して、非難されました。

この事を勘違いしているんでしょうね。『望みもしないのに放射能を浴びる』のと、私たちのケースは全く違いますしレベルも違うのに・・・何を言っているんでしょうね。

強いところでは6マイクロシーベルトから、私たちがいつも寝転んでいる3.5マイクロシーベルトぐらいの場所まで様々です。

有名なテントのある場所で3ぐらいです。が、もう一つは地中のマグマが発する熱を大地に寝転んで体に吸収するのです。私たちの場合はむしろこちらの方が目的です。
ですからテントの中に寝転ばず、青空や新緑の木々が見える場所に寝転ぶのです。

つかの間に流れる雲に思いを寄せ・・・移ろう季節を大地に寝転んで感じ取るのです。正直・・・これ以上の贅沢は無いかもしれません。

更にもう一つ玉川温泉湯治の目的は【強酸性】のお湯です。pH1.2の塩化物泉ですから、簡単に言うとほぼ塩酸に入浴するようなものです。このお湯がツボを刺激して激しく代謝を促進しますから、様々な病気に効果があると言われています。

湯治は一日2回程度の岩盤浴と3回の入浴をする人が多いのですが、あまりノルマ的に考えると湯治は辛いものになってしまいます。だから私たち夫婦は【青空を見上げながら、季節の移ろいを感じ、心が癒されればそれで十分】と考えているんです。

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