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盲導犬

雑感

今日、気になるニュースをみつけました。とても心が痛んでいます。日本は本当に病んでいるのでしょうか・・・それでもまだまだ信じたいんです。日本人の優しさを。

そのニュースとは・・・目の不自由な方が連れていた盲導犬を、サバイバルナイフのようなもので刺して傷つけた人間がいたと言うのです。

御承知のように盲導犬は教育を受けていますから、自分を守るためとはいえ人間を攻撃したりしません。だから今回のように刺されても・・・刺されても・・・かみついたり吠えたりできません。

それを承知で傷つけた人間はどんな心を持っているのですか?  本当に人間として地球上で生きて良い人間でしょうか?

盲導犬は単にペットではなく、その方の目でありその方そのものです。その方にサバイバルナイフを刺したと同じ行為なんです。

悲しいですね・・・これが日本の現実とは。一方では災害の翌日に広島に駆けつけてボランティアする人が居て・・・どっちも日本の現実。

もし私がプロレスラーのように強靭な肉体を持っていたら、そんな事をする犯人からナイフを奪い取って・・・そいつの目に突き刺してやります。

間違いなくその犯人に同じ痛みをあじあわせて、痛みを教えます。

ところが現実は私は余生を刑務所暮らしで送る事になるほど、重い刑罰を科せられます。

どっちが人間としての心を持っているかなどは全く酌量されず、あくまでも目に見える結果だけで判決が下されるからです。

盲導犬を刺した人間は【器物損壊容疑】で私は【傷害容疑】か万が一のことがあれば【傷害致死】。

まだ現役で電車で通っていたころの話ですが、同じような経験をしています。だからこのニュースが本当に悲しくなったんです。

盲導犬を連れた方と同じ電車に良く乗り合わせました。ある日、次の駅から乗ってきた女子高生が、その盲導犬に手を出して頭をなでたりしてちょっかいを出していたんですが。

盲導犬は全く相手にせずジッと伏せたままだったのです。そしたらその高校生は反応が無いのに腹を立てたのか、盲導犬の手を踏みつけ始めました。

咄嗟に私は・・・止めなさい・・・と声をかけ・・・ようとしましたが、思い直したのです。と言うのは今は確かにやめさせることができます。

ですが、万が一次にまたこの盲導犬にあった時に・・・注意した私への怒りで盲導犬に仕返しされるかもしれないと考えたのです。悩みました・・・でも、その子は踏み続ける事を止めなかったのです。

たまたまその子は私と同じ駅で降りました。おせっかいな私は結局黙っていられず、後ろから呼び止めました。公衆の面前で恥をかかされたと思われては、私の本意とは違ってしまいますから・・・。

それとその子のためにもどうしても、言ってあげたかったんです。

さっき見ていたけど・・・って話し始めました。可愛いから手を出したんだよね。でもね・・・あの犬はペットでは無くて、あの方の【目】なんだ。だからあなたが可愛いと頭を撫でてあげたの応えてくれなかったんだ。それを解ってくれる?って

ちょっと癪に触って意地悪したかったんだよね。でもね・・・あなたは結果としてあの方の目を踏んだことになるんだよ。

あの犬は抵抗しないように教育されている。だから抵抗できない弱い者をいじめたことになるんだよ。

自分の家族だったらと思ってほしい・・・諭すように話してみました。幸いその子は素直に聞いてくれました。

あの後その子は、盲導犬に私への恨みで意地悪をしていない・・・と信じています。

がっ、10年以上たった今でも・・・本当に注意して良かったのか・・・思い出しては悩んでいます。

そんな経験があるので、今日のニュースはどうしても黙っていられなかったんです。

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