午前中のジムを早めに切り上げて・・・テレビ。
フィギィア男子の決勝。本来、私は採点競技が嫌いです。
ですが折角だからメダルが取れるシーンが見たい。
しかし見たのはもっと素晴らしい・・・羽生選手と同じ国の人間で良かった・・・と感じるシーンでした。
努力を重ねて・・・オリンピックのリンクで滑れる喜び・・・解ってました。
だから結果はどうあれ、納得できるつもりでした。しかしそんな思いは杞憂に過ぎず、みごとな結果でした
宇野選手も見事な結果で、日本人としては最高の結果・・・でしたが。
その後です。私が最も感動したのは。
演技の素晴らしさ、得点の高さ、獲得したメダル、メンタル面の強さ・・・も、もちろん感動をくれました。
気づいた方も多いとは思いますが・・・あえて。
フラワーセレモニーが終了し、場内の声援に応えてリンクを周回する時です。
日本のスタッフが日の丸を羽生選手と宇野選手に手渡しました。
当然、日の丸をかざしてリンクを滑走すると誰もが思ったはずです。誇らしげに・・・。
ところが・・・羽生選手はスペインの3位になった選手にスペイン国旗が届いていないのに気が付いたのです。
羽生選手は広げることなく、静かに日の丸をフェンスにおいたのでした。
それを見た宇野選手も。
そして数分後スペインの選手に国旗が届けられたときに、初めて日の丸を背負って滑走はじめたのでした。
スペインの選手に対しての敬意は無論ですが、この行為はスペイン国に対しての敬意でもあるのです。
この心遣いの素晴らしさ・・・若いのに・・・私は驚きました。
神様はきっと、こんな心遣いができる人間性にこそ金メダルを与えたのだと思います。
他国を誹謗する事にはなりますが、あえて言います。
合同チームを結成した国や、最近大国になった国の選手なら、得意げにかざして滑走したことでしょう。
その国に羽生選手のような心根の選手が出てきたら、さすがの私も大国として位置づけざるを得ませんが、当分そんな心配はいらないでしょうね。
被災地の支援や、寄り添おうとする姿勢。そんな彼なんだと解るシーンだったのです。
一事が万事で彼は、全てにおいてそういう考えを持てる人間なんです。
胸が熱くなって・・・同じ国の人間として誇りに思います。
一方で同じ国の人間と思いたくないような大人。
震災が東北で良かったとか・・・ヘリコプターが落ちたのに「それで何人死んだんだ」とか・・・こんなのが政治やってる国・・・日本。
品性のかけらもない輩。その最たるものが、森元総理。
銀メダリストの真央ちゃんに「この子は肝心な時に必ず転ぶ」って。
真央ちゃんは世界で1位2位を争うスケーター。お前は世界で最低の指導者。
自分は実習船が沈没して大変な時にゴルフをやめなかったくせに、お前には言われたくない。
娘の家庭教師とみだらな事をしていて旦那さんに見つかり離婚された池坊。
自分の動物並みの下品さを棚に上げて「礼儀・品性がない」だって。
そんな国にあって、この若者の心根は大人の私も脱帽です。感動しました。
そんな若者の努力に報いてくれて・・・神様、ありがとう!
書いてから・・・こんな奴らと羽生君を並べてアップするのは、申し訳なかったと気が付きました。
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