今回の山行は観音平という登山口から(指が示している地点)から、赤い線の周回コースをぐるりと歩いてきました。
その少し上に線が途切れているところがありますが、そこが八ヶ岳キレットという両側が切れ落ちた岩場になります。
落ちたら数百㍍・・・とても助かりません。
実はこの日の前日、赤岳で滑落事故がありました。発見はされたのですが、既に動いていないと言うことで、天候が悪いその日の救助は見送られました。
そしてこの日にご遺体が回収されたようです。合掌、南無。
とても他人事では無くて・・・最近、岩場が怖くなってきました。
百名山をやり遂げたと言うことは、この程度の岩場は数多くこなしてます。
槍でも剱でもこれより遥かにすごいですから。
でも・・・今は正直、怖いんです。
この日のコースに「ギボシ」という場所があります。
その岩峰の脇をヘツるのに(通るのに)、細い岩棚に足をかけて進むところが合計で100㍍以上あります。
勿論、鎖が着いていてそれを手に持って進むのですが。
それでも前日の赤岳のように滑落事故があるから・・・不思議ですし怖いでしょ?
通り過ぎて・・・ホッとして・・・鎖から手を離したときにバランスを崩したり、躓いたり。
写真の個所でも落ちたら数百メートルの滑落です。
だから地図の赤い線が切れているキレットに二の足を踏んでいるんです。
キレットとしては最低レベルに簡単な所なんですよ。
北アルプスの大キレットや不帰の剣などに比べたら、大学生と小学生程に違うと思います。
そもそも高所恐怖症の私が、切れ落ちた岩場を歩いていることが想像できませんでした。
次に挑むキレットの入り口。小屋は権現小屋です。
その右手が権現岳。二度目の登頂です。
そして小屋の左側に下がっていく岩場が、キレットの入り口です。
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