ネットの古いニュースをひっくり返してみていたら、素晴らしく感動的な記事をみつけました。
テレビでは相撲協会だの芸能人の不倫だの・・・辟易としますけど。
皆さんもご存じの「アイリスオオヤマ」と言う会社がありますが、この会社東北が本拠地。
現在は大企業ですけど・・・この会社系列のホームセンターの話です。
3・11の震災の時、電気は無くてレジは打てない。被災者はお金も持ってない・・・そんな時に。
首になっても・・・と、被災者に無料で灯油を10リットルずつ配った店長がいたそうです。
気仙沼店の店長だったこの人は、7年後の現在・・・このホームセンターの社長をしているそうです。
勿論、灯油の件だけではなく、本部との連絡が取れない状況で、このような判断ができる人だから社長になるべき人だったのでしょう。
灯油が目の前にあり・・・寒さに震える被災者がいて・・・しかしレジもうてない状況で・・・本部の判断を仰げない危機に、私にその判断ができたかは・・・疑問です。
このホームセンター・・・気仙沼店だけではないそうですが、ノートに住所と名前と品物名を書かせてすべて代金後払いで持ち帰らせたといいます。
そしてその代金の大部分が回収できたそうです。
社長は・・・すべて回収できた・・・と言ってましたが、まさかあり得ないと思います。
9割ほどを全てと表現したのでしょう。
いずれにしても回収率の問題ではなく、回収できない可能性か高いのに配ったと言う判断に驚きます。
山崎パンの運転手さんがサービスエリアで無駄になってしまうパンを配った・・・これも立派ですが、ホームセンターの品は悪くなるものではないので、いつかは売り物になります。
つまり価値のあるものです。
ひとえに地元に貢献しよう・・・困っている人を救済しよう・・・という企業のあり方の問題と思います。
社会に貢献・還元してこそ企業の存在意義があると思ってますから、この話には感動しました。
東北人として・・・何か・・・解る部分があります。
実は震災の数年前に私はこの会社アイリスオオヤマの「良心」を見ています。
殺虫剤などの噴霧器ですが、更に十数年前に買ったものですがパッキンがダメになりました。
ネットで部品購入ができるか調べていると、会社のホームページで「リコール」の記事を発見。
調べると私が持っていた型式も該当してました。
しかしリコール回収期間を2年ほど過ぎていました。残念。
でっ「パッキンだけ買えないか?」と問い合わせしたところ。
なんと電話に出た担当者は、型式などを入念に確かめて・・・。
リコールの対象品なのでパッキンだけではなく、ポンプ部分を全部送ると言うのです。
しかも送料はアイリスオオヤマが負担。そして万が一部品が合わなかったら、お手数ですが捨ててください・・・って。
私としてはどうせ捨てるつもりだったのですから、あわなくてもともとでした。
見事に使えました。アイリスオオヤマの企業精神に感激でした。
今でも・・・アイリスオオヤマで対応できる商品は、この会社にしています。
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