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貞光の二層うだつと脇町

くるま旅

前日は時間が早かったこともあって、徳島県つるぎ町の道の駅【貞光ゆうゆう館】まで来て泊まりました。

懐かしい道の駅で・・・事務室を訪ねると一人の女性が、応対してくれました。

二層うだつの町並みについてあれこれ聞きたかったのです。

キャンピングカーが駐車できる場所があるか? 等々。

色々教えていただいてから雑談をしていると、どうも昔お世話になった人らしいのです。

昔の話をすると・・・「それ! たぶん私です。就職したばかりだったのでよく覚えています」と。

時期も一致するし、そんなにある事柄ではないので、彼女の記憶が正しいようです。

珍しい経験をしました・・・が、こんなことがあるんですね!

15年以上も昔に戻れるなんて・・。。

そして翌朝、早いうちに街並み見物に。

名主さんの屋敷のような威厳のある建物が資料館になっていて、その駐車場を利用しました。

道の駅のお墨付きを頂いてますから、クレームの心配はなく安心して駐車。

まず・・・二層うだつをご覧ください。

普通はこの後の脇町で出てきますが、うだつは一つだけで二層にはなっていません。

2軒が連続するとこんな感じになります。

御承知でしょうが・・・うだつは最初は防火の意味がありました。

隣家からの炎を防御して延焼を防ぐのが主目的でした。

しかしだんだんに装飾としてうだつを上げるケースが増え、豪華なうだつや装飾美を意識したものが増えていきます。

そして成功したというステータスシンボルとしての役割がメインになって行ったのです。

漆喰で装飾したものや、この二層の豪華なものが・・・まさにそれを表現しています。

結局、いつまでも成功しない・・・鳴かず飛ばずの方を【うだつが上がらない】と表現するのが・・・それです。

貞光の街並みです。

そして貞光を後にして、美馬市の脇町の街並みへ。

ここは道の駅がうだつの町並みに接していて、訪ねるのが本当に楽ちん。

先ほど二層うだつの写真をアップしましたが、脇町のと比較してみてください。

脇町のは一層のうだつです。

豪華ではありますが、違いが如実に表れています。

いずれにしても豪商が軒を連ねていた・・・往時が偲ばれます。

大いに栄えた街並みだったのでしよう。

脇町の街並みです。

平日と会って訪れる人も少なく、ゆったりとした時間が流れていました。

この後、私たちは今回の旅二軒目の現役の芝居小屋【オデオン座】を訪ねます。

はたして・・・内覧できたのでしょうか?

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