我が実家は岩手で牧場を経営していました。
今で言う【観光牧場】のようなものではなく、乳価に一喜一憂する搾乳牛を飼う酪農家でした。
当然、生き物は毎日世話をしなければならず、父も兄も旅行などとは縁のない生活。
その兄が亡くなる少し前に旅行したのが、東武ワールドスクエア。
世界数十ケ国の遺産建築構造物が、25分の一の縮尺で展示されているテーマパーク。
兄は唯一の体験がそこしかないので、何かと言えばワールドスクエアの話でした。
よほど感動したと見えて、私に何度も何度も「近くにいるんだから、一度行って見ろ」と。
ずーっと聞き流していましたが、今回、妻も行きたいと言うので急遽の計画・実行。
テレビで見た笠間のモンブランと、私が前から行きたいと思っていた【塩屋埼灯台】と抱き合わせて。
4泊5日程度の計画でしたが、笠間も小名浜も期待外れで間が持たず、心ならずも2泊3日の旅。
第一希望のワールドスクエアはどうだったでしょう?
兄が言う通り・・・満足しました。
我が相棒はおそらくヨーロッパの本物をほとんど見ているはずです。
実際に現地で本物を観ている方にとっては呆れる程度の話でしょう!
けど私たちは外国と言っても近所の国2か国しか知りませんから・・・まるで世界を旅したような気分で帰ってきました。
建物の詳細な復元もビックリですが、建築物にストーリーが見えてそれに感心したのです。
ニューヨーク5番街のフラットアイロンビルですが、エンパイアステートビルが出来る前はマンハッタンで一番高いビルだったとか。
その近くで強盗が警官にピストルで撃たれながら逃げています。
こんな小さな模型が配置されていて、一体となって楽しめるのです。
次の写真の中に上の写真のシーンがあります・・・わかるでしょうか。
また、このコロッセオ前の写真ですが、ローマの休日の撮影風景が再現されています。
オードリーヘップバーンとゲイリークーパーがスクーターで登場するシーンです。
それを右側のスタッフがカメラで撮っていますし、その様子を大勢の観客が眺めています。
その発見が・・・楽しめます!
こんな洒落も・・・本物のピサの斜塔でやってみたいけど・・・。
ノイシュバンシュタイン城
ビッグベン
入園料2.800円でしたが・・・世界旅行ですから元は十分に取れてます。
最近、元が取れたなあ・・・と感じることがどんどん減ってますけど、これは絶対おすすめです。
絶対、本物が観たくなると思います。
帰りながら道々、フランスに行く話やイギリスに行く話に盛り上がりましたが・・・実現はしない確率が大。
今までの・・・ベトナムに行きたい・・・話はどうなるのでしょう?
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