ブログも含め、ごゆっくりお楽しみください。

青岸渡寺と熊野那智大社

くるま旅

勝浦の道の駅で・・・お昼にしようか、それともこのまま行動を続けるか・・・迷っていると。

ベンチでタクシーの運転手さんが弁当を食べていて・・・話しかけました。

外国の観光客を乗せてきて、これから新宮に帰る・・・と。

青岸渡寺への道を聞いたことからいろんな話題になり、ついつい長話。

その中できつい階段を昇らなくて済む・・・という情報を貰って、これは数千円情報代を支払ってもいい程の価値がありました。

実は青岸渡寺の真ん前まで車で行ける道があるのに、みんな知らずに途中のお土産屋さんに捕まって駐車料金500円を支払い・・・辛い階段を昇ることに。

料金は800円かかるけど、下に停めても500円はかかるので・・・300円のプラスで車で行ける方が絶対得です。

登り道を行くと居並ぶお土産屋さんの前には【やりてバアさん】が、「こっちこっち」と手招きして呼び込んでいます。

そんなバアさんは無視して進むと・・・あれれ一番上まで到着しちゃった・・・青岸渡寺への道を見落としたようです。

Uターンして下って行く。

登ってくる車とすれ違いながらも、見落とさないように目を皿にして見ていくと・・・料金所がありました。

一番高い場所から50メートルほど下った場所で、下りながら見て左側のちょうど居並ぶお土産屋さんが途切れたところです。

高速道路などにある料金所風ですが、見落としても不思議ではない古びた小屋です。

キャンピングカーではきつい登りですが、距離が長くないので何とか登り切れました。

この道を知っている人も結構いて、30台ぐらいの車が停まっていました。

階段数では1.000段以上だそうですから、この登りを楽で来た事と元々支払うべき駐車料金を引いたらなんとも親切な道です。

停めて50メートルも歩くと西国一番札所の青岸渡寺です。

勿論、世界遺産です。

西国観音霊場の一番ですから、ご本尊は観音様で「如意輪観音」。

観音信仰と自然信仰と修験道が交わり、複雑な信仰形態と言えます。

そして20mも離れているでしょうか? 隣の敷地へ階段を数段登ると、熊野那智大社が鎮座しています。

修験道は神道に近いと言えます・・・出羽三山、吉野の金剛峯寺も寺社が混合しています。

私の近くでは榛名山がやっぱり神仏混合でした。

明確に分けられたのは明治政府の政策によってでしょうから、仏教が渡来してからの信仰の歴史から見たらほんの短いスパン。

那智大社にお参りする前に、【日本の美】と言うカレンダーのような例の写真を撮りたい・・・!

が、良いアングルではなかなか撮れません。

青岸渡寺の展望台からは、アングル的にこれが精いっぱい。

那智大社へのお参りは一旦鳥居の外に出て、手水を使って正式にお参り。

わざわざ外に出て入り直す・・・御利益は高まったに決まってます。

那智大社の御祭神は【熊野夫須美大神】で、熊野速玉大社では【いざなみのみこと】と同一視されていると言いましたね!

天照大御神【いざなぎのみこと】の奥さんなんでしょうか。

駐車場に戻って、三重の塔へは階段を下りる近道があります。

塔には入場料が必要です。

4階建てになっていますが、展望場所へはエレベータが運んでくれます。

塔の左に車が写っていますが、この道が例の800円の道です。

千数百段の階段分の高度を、このように車で行けるのです。

本来なら足の悪い妻は参拝できませんでしたが、この道で救われました。

駐車場へは登り返しですが、妻をここに待たせて私だけが車を取りに行って、ここで再び車で拾いました。

勝浦の道の駅に戻って、遅い昼食としました。

この日は白浜まで数カ所の道の駅を訪ねながら走りつづけて、SA兼道の駅に泊まります。

こんな形態の道の駅は四国の愛媛でも経験しています。

それは明日。

 

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