月に1度の妻の通院日でした。妻は隣の県にある市民病院に通っています。今日の診察予約は9時で一人目です。薬を貰っても10時前には終了しますので、妻は行きたいところがあるようでした。
病院の門を出ると自宅の方に向いかけましたが、『レオ君のお墓に行くんだよ』と反対方向を指示します。レオ君のお墓は日本百名山の赤城山の山麓、【赤城メモリアルパーク】にありますから病院からだと1時間もかかりません。
今日は【初七日】でした。亡骸をもう少しの間だけでも手元に置いてあげたかった・・・と思っていたのに早いものです・・・あっという間に一週間。
何か・・・埋め切れないものを抱えながらの一週間でした。
途中でマーケットに寄りレオ君の大好きだった【リンゴのフジ】と、他の子たちにも食べさせたくてお供え用に【コアラのマーチ】と、そしてお線香を買いました。何時もの車ならお線香が入っているのですが、妻のパッソには何も入っていません。
おまけにスタッドレスタイヤもつけていませんから雪が心配でしたが、日陰の部分は凍っているものの積雪は心配の無い程度でした。一週間前は道は確り乾燥状態で安心して走ることが出来たのですが、そのあと2回雪が降ったそうです。
お参りしているとよそのご家族も見えました。80歳代のご夫婦とその息子さん夫婦らしい私ぐらいの方です。きっとお孫さんを亡くされたのでしょうね・・・我が家は息子ですけど。沢山のお花を供えていました。
我が家は個別の墓にせず、共同で埋葬していただいていますので、皆にお参りしてもらえます。家族だけの墓も考えたのですが、みんな一緒の方が友達もできて楽しいだろう・・・また墓を将来に渡って守って行くのも大変ですから、残った者に負担をかけたくないとの考えでした。
この一週間ずっと反省と後悔ばかりでした。病院にかけて余計苦しめたのではないか・・・あの病院の治療は本当に間違ってはいないのか・・・どうして免疫抑制剤を服用するまで回復基調だったのに急に悪化したのか・・・免疫抑制剤の副作用を自分で確り確認すべきだったのでは・・・etc・・・。
私たちがあの子の旅立ちを早めてしまったのでは・・・考えても取り返すことは出来ないと解っては居ますが、やっぱり考えてしまっています。次に会いに行くのは多分お彼岸ですが、それまで様々な後悔は封印します。ポッカリと開いた大きな穴は、忘れる事でしか埋めることが出来ませんから・・・。
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