腰が痛い・・・椎間板ヘルニアから坐骨神経痛で、右足は上から下まで痛いしたまには左足にも痛みが走ります。そんな状態では外作業なんてとてもおぼつきません。
ましてや昨日・今日の寒さでは気力も萎えて・・・年末からやり残している洗車なんて、とてもの事にやれるはずがありません。
一日中、ホットカーペットに寝転び毛布を上掛けにして、ヌクヌクしながらDVDを観てました。きっと・・・当分こんな生活です。
今日、何かの拍子に左肩に痛みが走りました。今度は肩の筋を痛めらしく、腕を伸ばしても縮めても辛い・・・咄嗟に左手で何かを掴もうとうっかり延ばしたりすると激痛が。
こんなんで今年の山は大丈夫でしょうか。この年になると『1年でも若いうちに』と考えないと、目的を達成できないかもしれません。
暮れから年始にかけて・・・そしてまた今週末も、冬山では遭難のラッシュです。すでに10人以上が亡くなられたようです。ベテランの方も中にはおられますが、驚いたのは昨年から冬山を始めた方が、北アの最深部に挑戦している事実です。
無謀か無謀でないかは経験年数だけで決められる訳ではないですが、それにしてもどれだけの経験と現場で活かせる知識・体力を持って挑戦したのでしょうか。疑問符が付きます。
確かに誰も歩いていない新雪の上にトレースを刻むのは気持ちが良いし、その気持ち良さは私も理解できます。
当然その段階では危険なんて、察知する事ができません。しかし一たび山が雄たけびを挙げたら、命の危険を覚悟しなければならないケースが多いのです。
経験や知識・体力が必要なのはここからなのです。とても考えられない危険が待っているんです。そんな状態は引き返す時間を与えてくれないままにやってきます。それが怖い・・・。
たとえ丸一昼夜歩ける体力があったとしても、サークルワンデリング(知らずに同じところをグルグル回っている事故)で体力を無くす事もあります。私は実際にこれを経験しています。
10月初旬でも東北の山やアルプスの峰々では吹雪になる事もあります。完全なホワイトアウトを10月3日に月山で経験しました。
こうした事を理解した上で冬山に向かうなら、自己責任で障害を克服すれば結構だと思います。しかしどんな危険があるかを理解しないで出かけるのは、家族に対しても社会に対しても無責任だと思うのです。
どんなに事前に天候を確認したとしても、急変によって荒天になる場合もあります。ですから一概に遭難した人を、同じ山屋として責めたくはありません。何時かは我が身かもしれないのですから・・・。
こんなニュースが流れるたびに、自分に置き換えて検証するんです。そして・・・怖さを肝に銘じるのが私の対処法です。
結婚する時に女房と交わした約束【死ぬまで面倒見る】を守るためにも、先に逝く訳にいきません。あえて冬山を攻略しようなんて考えないようにしているんです。
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