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田植え

リタイヤ生活

私は岩手に父が残してくれた田んぼを持っています。この耕作がなかなか厄介で、最近では引き受け手が無いらしい。

農家も高齢化が進み後継者がいない。ましてや政府の無策で米を作っても食べていけないから、若い後継者が育たない。

集約して大型化した農家は何とか採算ベースに乗るとか。そこで耕作を放棄した人から受託して耕作することを商売にする人がいます。

これまでの7年間はそのような方に依頼してましたが、今年は断られたのでした。

条件の良い人から受託したいの・・・のが正直なところでしょう。

今まで1アール(1反・・・300坪)当り60㌔のお米を貰える約束でしたが、今までの方からお米を渡さなくていいなら耕作してあげる・・・と言われたのでした。

要するに条件の吊り上げて・・・足元を見られた感じ。そこで友に相談したら・・・仲間で作ってあげる・・・事になったのでした。

仲間・・・って再三言っている【親友】を含めた3人の同級生なのです。

その親友から夕方電話があって・・・この前はわざわざ遠くからありがとう・・・と。

岩手までお父さんの葬儀に行った事へのお礼でした。そして『今日、田植えが終わったから安心して』

任せて・・・信頼してますから・・・確りやってくれるはずですから安心していました。

と言うと格好いいのですが、逆に言うとすっかり忘れていました。ちゃんと連絡くれて・・・ありがとう。

先日、この友のおとうさんの葬儀に出た後、喫茶店をやっている友のところに妻と二人で寄りました。

岩手まで行ったら必ず顔を出すのです。そしたら『田んぼの件はどうなった?』と。

相談した件を覚えていてくれたのです。誰もいなかったら彼が作ってくれるはずでした。

うっかり『3人が作ってくれる事になった』と話してなかったのです。

友ってありがたいですね・・・何か月も会わないのに、気にかけていてくれる事をあらためて学習しました。

私のルーツは岩手にあって・・・父も死に、母も亡くなって、兄もいなくなった時に『もう岩手と縁が切れた』と思ったのでしたが・・・何時までも岩手の血が身体を流れているんです。

親友に『そのうちに顔を出す』と話したら、『どうせ来るなら稲刈りが終わってから、米を取りながら来ればいい』と言ってくれました。

申し訳ないので、米はいらないから作ってくれるだけで良い・・・という約束でしたが、父と母が汗水流して確保した田んぼの米を、私に食べさせてくれるつもりなのです。

何とも・・・すべての事で・・・周り中の人の縁に恵まれた私を実感しました。

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