第8回のラグビーワールドカップ。優勝候補の一角の南アフリカを逆転で破った日本。
大いに期待が膨らんだのですが、第2戦のスコットランド戦は残念な結果に。二匹目のドジョウは居なかった訳です。
その後ランク上位のサモアも破って決勝リーグの夢も持ったのでしたが・・・やはり南アフリカとスコットランドは格が上でした。
今日スコットランドとサモアが対戦してスコットランドが勝ってしまうと、明日のアメリカ戦で日本が勝ったとしても決勝リーグには進むことができません。
今日の22時からのサモア対スコットランドの試合如何です。
明日アメリカに勝って・・・予選リーグで3勝したら、ワールドカップ史上初めて3勝して決勝リーグに進めなかった唯一の国になるかもしれません。
過去8回の大会に全て出場して僅か1勝の日本が、今大会だけで3勝するのですから・・・痛快です。
勿論明日アメリカに勝ったら・・・という【たら】【れば】ですけど。
サッカーと違って人気はマイナーですけど・・・肉弾相打つ壮絶な戦いを是非一度見てください。
ところで・・・マスコミなどで『【ジャパンなのに】外国人ばかりだ』と批判されてますが・・・ラグビーの考え方が他の競技と全く違うのを知ってください。
卓球などは母国に居ても代表になれないレベルの選手が、弱い国の国籍を取得して代表の座を獲得します。
しかしラグビーは国という概念が歴史上持たれたことが無いのです。他の競技の【国】という単位が【協会】と思ってください。
だから・・・変則ですがイギリスだけで4チームが今回のワールドカップに出場しています。【イングランド】【スコットランド】【ウェールズ】【アイルランド】・・・しかもアイルランドはアイルランドという国とイギリスのアイルランドが1チームを作ります。
これらの国にフランスを含めた5チームで、毎年5か国対抗と言う大会をやってます。
世界最強のニュージーランドやオーストラリアにも、フィジーやサモア、トンガなどの選手も沢山います。
協会に所属してから何年・・・とか、その国の代表試合に何試合出場した・・・とか、もちろん小さい時から日本でラグビーをやっていた外国人など・・・。
代表としての参加資格を取得していれば、外国人という概念は無いのです。ラグビーほど【ノーサイド】のスポーツは無いんです。
ノーサイド・・・実にすばらしい言葉です。試合が終わったら敵も味方も無い・・・と言う意味だけではなく、ラグビーには国境(サイド)と言う概念は重要ではないのです。
本国の代表資格を蹴ってまで、日本に残って日本代表の桜のエンブレムを着けて戦う選手。
決して外国人の心ではなく、日本人以上の【大和魂】で戦ってます。
日本ラグビーの歴史を変えるかもしれない選手たちに、是非熱い声援を送ってください。そして熱く燃えてください。
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