山から採ってくるナメコは、ナメコの特性であるヌルヌルのせいで、木の皮や苔、落ち葉などのゴミにまみれています。
そして山採りキノコは、虫が入っている可能性が大。
綺麗な キノコには少ないですが、古い朽ちそうなキノコには虫がいる可能性が大です。
ですから・・・食べられるようにするためには、虫だしをします。
海水程度の塩分濃度で塩水を作り、それにしばらく浸けておきます。
それはゴミがはがれやすくなる事にも役立ちます。
丁寧に・・・丁寧に・・・何度も水を取り替えて、時には貼りついているごみを指で剥がしながら・・・。
平均して6回は水を取り替えました。
あまりにひどい石突きは鋏で切り落とし、すぐにも調理して食べられる状態にして冷凍保存。
相方が持って来てくれた小ビニール袋5個分で、作業時間は3時間。
そのうちの30分は塩水に浸けて、虫出しをした時間です。
中ぐらいのジップロックの袋で6袋でした。
そのうちの1袋を農家の奥さんである妻のジム友に届けました。
毎年、持って行って食べてもらっているので。
娘さんたちが正月に帰ってきて、鍋料理などナメコをで食べて「山採りのキノコが美味しい」と食べてくれるそうですから。
こんな話を聞くと、届けないわけにはいきません。
私がナメコの処理をしている間、妻は昨年の【クリタケ】で佃煮づくり。
そしていつもがんもどきを買ってくる豆腐屋さんのおじさんに届けました。
おじさん・・・10月に何回目かのガンの手術で、体力が極端に弱っていて・・・。
そして奥さんは施設に入所中で一人暮らし。
そんな話を聞いたもんだから、おかずを何種類か作って届けたんです。
いろんな人が幸せになる・・・ナメコですね!
採りに行けていれば・・・一番幸せなのは私ですけど。
採れるだけで幸せです・・・本当のことを言うとそんなに食べたいわけではありません。
勿論、食べたら・・・美味しいとは思います。


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