玉川でリハビリに奮戦
2007 初夏
うっかり怪我をしてしまい折角確保していた5月連休の玉川をキャンセルする羽目になりました。 ですから今回は少々無理があっても玉川に来たかったのです。とはいってもリハビリも儘ならない足で、600キロも車を運転して秋田まで・・・可能なのでしょうか?
前日の夜に出発し途中で眠ろうとしましたが、やはり眠れませんでした。休み休みですが何とか無事に到着です。早速カリキュラムに沿って実践しようとしましたが、妻も私ももう目を開いていられる状態ではなくあっけなく沈没してしまいました。何とか玉川薬師神社の鳥居前でラジウム岩盤浴を1回だけ実施しました。
それでも2日目以降は頑張りました。ノルマを考えるとかえってストレスを感じますので、体力的に【行けたら行く】という意識を堅持しました。その考え方がよかったのか、毎日スムーズに妻の予定をクリアする事ができました。梅雨の期間であるのに天候にも恵まれ、間の3日は思い通りに岩盤浴・源泉浴ができて妻は大いに満足です。 しかし私の足は岩盤浴で熱を持つせいか、2日目から痛み通しでした。3日目の朝の岩盤は暗くて心配だったのですが、妻一人で行ってもらいました。最悪の状態では90歳ぐらいの腰が曲がって歩くのも辛そうなお年寄りが、簡単に私をぬき去っていきます。これがショックでなくてなんでしょう。納得できない話のページに載せたいぐらいでした。
痛い足を引きずって自炊部から岩盤まで毎日3回往復です。リハビリのつもりでしたが、痛い足をかばって歩きますのでとうとう腰痛にまで発展してしまいました。しかし最後の日に『はたっ』と気がつきました。温泉の浴槽でウォーキングをしたら・・・っと。これが実に正解でした。それほど浮力を受けることなく適度プレッシャーを患部に与えてくれるのです。どうしてもっと早く気がつかなかったのでしょう。もう明日は帰るのですから・・・。
今回は土・日でも人出は少なく岩盤浴はほとんど気に入った場所ですることができました。私たちはテント内で岩盤浴はやらないのですが、何時に行ってもテントが順番待ちということは無いようでした。この時期は梅雨で岩盤ができないと玉川湯治を敬遠する人が多いのでしょうか。空梅雨の年でしたら狙い目の時期かもしれません。急に電話を入れても部屋を確保できそうです。
今回も妻に小粒ながら大量の玉川発疹が出ました。出たからどうということはないのですか〝いわしの頭も信心から〟と言いますから・・・。玉川温泉がどんな所かを理解されていない方には全く【何のことやら】と言うところでしょう。私は背中などに大きなものが数個確認できました。
私の足も帰路は快調で会社に出勤しても杖なしで歩くことができるようになっていました。しかし1週間も経過すると予想通り痛みが再発しました。1日目から浴槽ウオークをしていたら・・・と、ついつい考えてしまいます。【たら】や【れば】はどうしようもないことなのですが・・・。
今年の冬は怪我の箇所が痛む筈ですから、予防のために秋にはまた玉川で浴槽ウオークをして来ようと考えています。それまでには足首の関節もきっと曲がるようになっていると思います。
定年までに百名山完登を目指していましたが、今年のアクシデントで完全に無理になりました。しかし山は逃げません・・・・・とみんなは言うものの私自身は本心からそう思っていない・・・・・来年以降の事もありますから、確りリハビリして治そうと思っています。
定年まで2年を残して36座・・・今年を含めて残り3年、1年当たり12座で・・・決して無理な数値ではなかったのです。ちょっとした【うっかり】が人生設計までを変えてしまいそうです。